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やっさい!もっさい!おっさ!!来たいよ総の国 第55回「全国校友千葉大会」を開催



自身の数多くの取り組みを紹介する鳥塚氏 懇親会は法人役員らによる鏡開きでスタート 歌手の竹島氏も登場した 司会を務めたタレントの渡辺氏と高畑アナウンサー(左)

明治大学校友会は10月5日・6日の2日間、「やっさい! もっさい! おっさ!! 来たいよ総の国 明治はひとつ 第55回全国校友千葉大会」を開催した。5日は東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾート(浦安市)で前夜祭が、6日には幕張メッセ(千葉市)で記念式典が催され、日本全国と海外支部から約1600人の校友が参集した。

式典は、落語研究会出身でタレントの渡辺正行氏(1978年経営卒)、TBSアナウンサーの高畑百合子氏(2003年法卒)の校友2人が司会を務めた。林威樹大会実行委員会事務局長(校友会千葉県東部支部)による開会宣言と、小関道生大会実行委員長(校友会千葉県東部支部)によるあいさつで幕を開けた。

大会会長の北野大校友会長は、今回の校友大会が千葉県東部支部と西部支部の共催であることに触れ、関係者への謝意とともに、「まさに“明治はひとつ”の一例だ」と力説し、校友同士のさらなる結束を呼びかけた。

続いて、柳谷孝理事長と土屋恵一郎学長が祝辞に立った。柳谷理事長は、千葉県出身の校友の1人として、付属明治中学の初代校長で、長年にわたって明治大学総長を務めた鵜澤總明氏を紹介。創立140周年事業の中で鵜澤氏の功績や精神を次代に継承できるような取り組みを行う考えを示した。土屋学長は、「明治大学の現在の隆盛は、過去のさまざまな大学関係者や校友の熱意のおかげ」とした上で、「皆さんと一緒に明治大学の未来に向かって『前へ』進んでいきたい」と熱く語りかけた。

来賓の熊谷俊人千葉市長、須藤政弘連合父母会長からの祝辞、さらに森田健作千葉県知事からのビデオメッセージの後、香川県支部の玉越浩達支部長が登壇。来年9月5日・6日に開催される、「第56回全国校友香川大会」をPRした。最後は、明大ならびに校友会の発展を祈念して万歳三唱。記念式典は幕を閉じた。

休憩を挟んで行われた記念講演では、「廃線危機を救ったいすみ鉄道前社長直伝『考え抜く力』~危機を乗り越える夢と戦略~」と題して、えちごトキめき鉄道㈱代表取締役社長で、いすみ鉄道㈱前代表取締役社長の鳥塚亮氏(1985年商卒)が登壇。鳥塚氏は、千葉県のローカル線「いすみ鉄道」の社長公募に応募し、123人の中から代表取締役社長に就任。ユニークな施策を数多く手がけ、現在の観光列車ブームの礎を築いた。鳥塚氏のユーモアあふれる話しぶりに万雷の拍手が起こった。

会場をホテルニューオータニ幕張に移して行われた懇親会では、渡辺氏、高畑氏が引き続き司会を務め、役職者らによる鏡開きや、地元の高校生によるダンスパフォーマンスをはじめ、マンドリン倶楽部、歌手の竹島宏氏(2001年経営卒)らが登場しさまざまなアトラクションで参加校友をもてなした。

今回、会場となった千葉県は、9月の「令和元年台風第15号」で大きな被害を受け、予定していた内容が一部変更となるような状況での大会開催となった。懇親会の最後には、応援団による指揮のもと全参加校友が肩を組んで校歌を斉唱。さらに、「フレフレ明治」「フレフレ千葉」とエールを送り、盛り上がりの中、閉会となった。