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第12回「明治大学教育会」総会・研究大会

教育保健学について熱く語る岐阜大学の近藤教授

明治大学出身の教育関係者が一堂に会する「明治大学教育会」の第12回総会・研究大会が11月16日、駿河台キャンパス・リバティタワーで開催された。

同会は2008年に設立され、明治大学出身の学校教員や大学・付属校に所属する教職員らからなっていて、会員の教育的力量の向上と会員相互の交流を図るとともに、明治大学の教員養成に貢献することを目的としている。当日は、教職課程を履修する在学生を含め教育関係者ら約450人が参加し、総会では次期役員に関わる審議、会務報告などが行われた。

総会に続いて行われた講演では、「『教育への〈想像力〉』—『教育保健学』というメガネで、子どもの教育=保健現実を読み解く—」と題して、岐阜大学地域科学部の近藤真庸教授が登壇。

近藤教授は、自身が提唱する「教育保健学」の見地に基づく教育現場での7つのエピソードを披露。教育への想像力が持つ意義や必要性と、学生の想像力を鍛えることをねらった実践例などを紹介した。近藤教授のユーモアたっぷりな話しぶりに、聴講者から笑顔が溢れる講演会となった。

さらに、教育現場でのさまざまなテーマを基にした7の分科会が催され、現役教員による発表や参加者との活発な議論が行われるなど、明治大学のネットワークを生かした有意義な研究大会となった。