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「明大祭」「生明祭」をオンラインで開催

オンライン上に再現された和泉キャンパス・メインステージの様子(明大祭) オンライン上のステージであいさつする実行委員(生明祭)

明治大学の秋の風物詩である「明大祭」「生明祭」が、11月1日から3日まで、初の試みとなるオンライン形式で開催された。学生の実行委員らによって特設ホームページが公開され、3日間で両大学祭合わせて35000件以上のアクセスがあった。

明治大学は、新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、7月下旬に例年通りキャンパスで行う大学祭の中止を決定した。両大学祭の実行委員会は、「コロナ禍でいつもの学生生活が失われていく中で、明大生の文化発信の機会を絶やしてはいけない」という強い思いから、オンライン形式での実施に方針を切り替え、準備を進めた。

和泉キャンパスに所属する文系学部の学生を中心に開催された明大祭は、「思い描くジブン」をテーマに延べ70団体以上が参加。特設ページ上に、細部まで再現された和泉キャンパスを表示させ、臨場感を演出した。

生田キャンパスに所属する理系学部の学生を中心とした生明祭では「轍」をテーマに、延べ50団体以上が参加。理系キャンパスの強みを生かし、子ども向けの実験教室のライブ配信などが行われた。

それぞれ学生団体によるパフォーマンス動画や企画展示、現役学生による受験相談など、娯楽にとどまらない多岐にわたるコンテンツが公開された。さらに、キャンパス間の垣根を超えたコラボレーション企画も実現するなど、オンラインならではの新たな可能性を感じさせる大学祭となった。

「明大祭を終えて」

明大祭実行委員長 柳沢 宙(商学部3年)

第136回明大祭にお越しくださった方々、また、開催にあたりご協力いただいた方々、誠にありがとうございました。第136回明大祭は初のオンラインという形で開催されましたが、たくさんの方々に訪れていただき、無事にその幕を閉じました。新型コロナウイルス感染拡大という逆境にも負けず、明大生は力強い姿を見せてくれました。その姿が皆さんの励みになれば幸いです。今後とも輝く明大生の応援をよろしくお願いいたします。

「生明祭を終えて」

生明祭実行委員長 小山 樹恵(理工学部3年)

「当たり前」。それはいつまでも続く保証はありません。大学祭は1年間かけて準備し、成功、そしてまた次の年の準備をすることが当たり前でした。しかし、突然1つのウイルスによって先の見えない不安な状況に陥りました。それでもこの情勢下で可能な大学祭を必死に探し続けた結果、オンライン開催を成功させることができました。ご来場いただいた方々をはじめ関係者の皆さま、多大なるご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございました。