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Twitterアンケートから土偶グッズを制作

販売される予定の山形土偶キーホルダー

明治大学博物館では、新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言などの理由により来館者を迎え入れられない期間が続いたことから、ホームページ・SNSなどを通じてインターネット上で文化財に親しむ機会の提供に努めている。

その一環として、博物館のTwitterアカウント(https://twitter.com/meiji_museum)上でアンケートを実施。博物館が収蔵する縄文時代の土偶の中から、来館者に人気の高い「山形土偶」と「遮光器土偶」の2種類による投票を行い、より多く票を集めた土偶をモチーフにしたミュージアムグッズを制作することを企画した。

アンケートは9月下旬に実施され、7日間の投票期間に254票が寄せられた。その結果、「山形土偶」が「遮光器土偶」に12票差をつけて一番人気となった。これを受けて、「山形土偶」をモチーフとしたアクリルキーホルダーが制作され、11月中旬頃から博物館ミュージアムショップで販売される予定。
(博物館事務室)

山形土偶



千葉県江原台遺跡(縄文時代後期、約4400~3000年前)から出土。頭の形が山の形をしていることから山形土偶と呼ばれ、同様の土偶は関東地方で多く作られている。

遮光器土偶



青森県亀ヶ岡遺跡(縄文時代晩期、約3000~2800年前)から出土。極地周辺の人々が雪原で用いたゴーグル(遮光器)にそっくりな目元であることからこの名前で呼ばれている。