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和泉ラーニングスクエア外構整備が完了

第二校舎の象徴・外部スロープのデザインを継承し、木のボックスを配置した ラーニングスクエアの頭文字「L」「S」の文字を模した大型ベンチを設置

和泉キャンパスの新教育棟「和泉ラーニングスクエア」の外構整備が2022年12月に完了した。

本学創立140周年記念事業の一つとして整備された和泉ラーニングスクエアは、和泉キャンパスにおける教室不足や教育施設の老朽化の問題への対応と、総合的な知の基盤である教養教育を展開する「主体的な学びの場」の創出を目的として2022年3月に竣工し、4月から学生の利用が開始された。その後、隣接する第二校舎などの解体と、キャンパス中庭部分などの外構整備が行われ、2018年秋の設計開始から約4年半の期間を経て、関連する全ての工事が完了となった。

今回の外構整備では、既存樹木を生かしながらキャンパス中庭の視界が開けるよう計画された。木陰での交流スペースを確保し、ウッドデッキやタープ(布状の屋根)のあるベンチ、曲線形状のテーブルを配置するなど、学生がそこに行きたいと思えるようなさまざまな仕掛けが施されている。さらに、オンライン授業を受講する際に一人でも利用しやすいカウンター席も多く設置された。

また、ラーニングスクエアと隣接するメディア棟の2・4・6階および食堂棟の3階がブリッジ(渡り廊下)でつながった。動線の中にラーニングスクエアが入ることで、学生の利便性を高めるとともに、偶発的な出会いを生む回遊性のある一つの街のようなキャンパスをつくりあげた。

担当した施設課職員は、「2012年に開館した和泉図書館と正門、その周辺の外構整備の際から、学生たちの誇りとなり、記憶に残るキャンパスの実現を目指してきた」とした上で、ラーニングスクエア内外の設備について、「勉強することも重要なことだが、友人と一緒に学び、たくさん交流するきっかけになれば」とそのねらいを語った。