Go Forward

本学では例年3月26日に卒業式が挙行される。大学卒業は、児童として始まり、生徒、学生として続けてきた教育機関での長い学びの旅の終着点であり、社会人として新たなステージに立つことになる。学校教育法は学習内容により児童・生徒・学生を区別するが、児童・生徒と学生の一番の違いは、与えられたメニューで受動的に教育を受ける児童・生徒とは異なり、学生は将来の社会活動に必要な専門的知識を身につけるために主体的にメニューを作成し学ぶという点にある。

卒業にあたり、生徒でなく学生として学びえたか、準備万端かを自問してほしい。また、卒業は教育の場での学びの終着点ではあるが、学ぶことの終わりでなく、さらに必要な専門知識を学び続ける必要があることも意識してほしい。そして、社会人として学ぶためのツールとして将来大学・大学院を利用してほしい。各大学・大学院の社会人入試・卒業生入試制度は、そのような学びをサポートするものである。