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博士学位授与式 49人に博士学位を授与



答辞を述べる市田さん

2022年度博士学位授与式が3月27日、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで執り行われ、49人(課程博士47人・論文博士2人)が栄誉ある学位を取得した。

式典には、小川知之大学院長をはじめ、大六野耕作学長、柳谷孝理事長、各研究科長らが列席。博士学位取得者一人ひとりに学位記を授与後、式辞に立った小川大学院長は、共同研究のメリットについて言及し、「異分野の人と交流すると、全く違う視点から意見を聞くことができ、そのことによって問題解決の糸口が見つかることが多々ある」と述べ、「他の研究者との対話のチャネルを広げ、積極的なコミュニケーションを通して、自分自身の研究をますます発展させてください」と修了生にエールを送った。

続いて、修了生による答辞では、課程博士学位取得者代表の市田優さん(理工学研究科)と、論文博士学位取得者代表の土屋惠一郎さん(法学研究科、前明治大学長)が登壇した。市田さんは、「学問の新たな発展やブレイクスルーのためには、学際的融合研究の創出とその推進が重要」とした上で、「我々次代を担う研究者たちは近視眼的な研究だけをするのではなく、大局的な俯瞰の目を持ち、この姿勢を忘れてはならない」と決意を述べた。