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学生相談室が全9回のメンタルヘルス講座をオンライン開催

2月21日の講座の講師の松本氏(右)と小松学生相談員長

学生相談室(学生相談員長=小松孝徳総合数理学部教授)は、2月20日から3月17日の期間に全9回のメンタルヘルス講座をオンラインで開催した。

講座は全学部生、大学院生を対象とし、事前申し込み不要のZoomウェビナー形式で実施された。各回の講師には研究者や医師、弁護士などの専門家を招き、ADHD(注意欠如多動症)やASD(自閉スペクトラム症)、双極症(躁うつ病)といったテーマから、大学生の人権、自己理解向上プログラムなど幅広く設定した。

2月21日には国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦氏を招き、「自分を傷つけてしまう人のためのガイド」をテーマに、自傷行為や、市販薬の多量摂取などを繰り返してしまう人や、その友人・家族として周囲で支える人に向けたレクチャーが行われた。

松本氏は、自傷行為に至る思考や、当事者に向けたリラックス方法などを解説。さらに、聴講者に向けて、「友達はプライベートな相談を受けやすい立場にいることから、そうした人が周囲にいる場合には、見て見ぬふりをせずに専門家や医師との中継ぎになってほしい」とアドバイスを送った。

全9回の講座の様子は、Oh-o!Meijiシステムを通じて配信され、全学生、教職員が視聴可能となっている。