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明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)・大学院先端数理科学研究科が米国・Penn CMBと協力協定を調印

(左から)プロトキン教授、森教授、俣野所長、荒川研究科長 講演会で登壇する森教授

明治大学先端数理科学インスティテュート(以下、MIMS)および大学院先端数理科学研究科と、米国・ペンシルベニア大学スクール・オブ・アーツ&サイエンシズ数理生物学センター(以下、Penn CMB)との協力協定調印式が3月14日に明治大学・中野キャンパスで行われた。この協定は、数理生物学およびその関連分野における相互学術協力関係の樹立と、国際的共同研究プロジェクトの推進を目的とし、教員や研究者による相互の学術的訪問や、共同研究・共同発表、文献データや学術出版物の発行などに関する協力について盛り込まれている。

調印式には、MIMS所長の俣野博研究・知財戦略機構特任教授、荒川薫先端数理科学研究科長をはじめとしたMIMSおよび先端数理科学研究科関係者らと、Penn CMB共同所長の森洋一朗教授とジョシュア B.プロトキン教授が列席した。4氏は協定書へのサインの記入後あいさつに立ち、それぞれ今後のさらなる交流への期待を述べた。

調印式に続いて行われた特別講演会では、森教授による「細胞の体積調節と電解質バランスの数理」、プロトキン教授による「人間文化における進化の駆動力」と題した講演が行われた。それぞれ「ライフサイエンス」と「文理融合による研究」という、今回の協定を象徴するような内容となった。

さらに、3月20日には、Penn CMBの森教授が大六野耕作学長を表敬訪問した。乾孝治副学長(研究担当)とMIMSの俣野所長も同席し、協定調印について報告が行われた。懇談の席で森教授は、「今回の訪問でMIMSや先端研と具体的な研究交流も行ったが、若手研究者の研究内容など、実に興味深い点があった。明治大学との交流を通じて、私たちの研究所を盛り立てていきたい」と語った。