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広報戦略本部「危機管理広報セミナー

広報戦略本部は7月12日、法人役員・大学役職者や事務管理職、各部署のウェブサイト・SNS担当者を対象にした「危機管理広報セミナー」をオンラインで開催した。これは、大学に関わる事件・事故や不祥事の発生時に的確な広報対応が行えるよう、日頃からの意識向上を目的として2013年から実施されていて、今回で10回目の開催となった。オンライン会議システムZoomを活用したウェビナー(ウェブセミナー)形式で実施され、約150人が参加した。

危機管理広報の専門家を招き、「事例から学ぶ危機管理案件発生時の初動対応の重要性」「自社サイトやSNSで情報発信する際に気を付けておくべきこと」の2つのテーマで講演が行われた。企業や教育機関における事件・事故などの不祥事が発生した際の事例を見本として、その対応の良かった点、悪かった点などが専門家視点で解説され、「組織は、起こしてしまったこと自体よりも、その後の対応次第で信頼を損ねてしまうということを肝に銘じておくべき」とアドバイスがあった。

参加者アンケートでは「他大学の事例で、問題発覚から担当者の処分までスピード感のある対応がされていたが、その対応すらSNSでは遅いと指摘されている点は気付きがあった」「情報拡散が早く、平時からの危機管理が重要であると再認識した」といった声が寄せられるなど、改めて意識を高める機会となった。