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経営学部で体操日本代表佐藤コーチがゲスト講師

受講した学生らと記念撮影(前列左が藤江教授) 「高い人間性を持つことは大切」と語る佐藤氏

明治大学校友で、日本体操協会ナショナルチームコーチの佐藤寛朗氏(2012年法学部卒、体育会体操部出身)が6月24日、和泉キャンパスを訪れ、経営学部藤江昌嗣教授による経営学部ゲスト講座の講師を務めた。

佐藤氏は、本学卒業後、体操オーストラリア代表コーチを経て、2017年から2021年まで日本代表・内村航平選手の専属コーチとして、東京2020オリンピックへの出場などをサポートした経歴を持つ。「目標を達成するために私が大切にしていること」をテーマに、約120人の経営学部生に向けて講義を行った。

佐藤氏は体操指導者の道を志してオーストラリアに渡航した理由について、「自分を試す環境に身を置き、英語やスポーツ科学を身に付けて、世界で通用するコーチになりたかった」と述べ、その経験を経て、「コミュニケーションの大切さを実感し、さまざまな経験から人として強くなれた」と振り返った。さらに、「思っていても話をしなければ伝わらない。そして、伝えるためには最大限の準備をすることが大切」だと、内村選手とのエピソードを織り交ぜながら受講生に語り掛けた。

最後に、テーマでもある目標達成のために大切にしていることとは、「出会い」「心身の強さと技術」「学び続けること」の3点に加えて、内村選手が現役引退時に行った記者会見での発言を紹介しながら「高い人間性」が4点目であると述べ、締めくくった。多くの学生がメモを取りながら聞き入り、講義終了後にはたくさんの質問が寄せられた。