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2023年度春学期「交換留学生修了式」—明大生主導で初のプロムパーティーも

修了式後の記念撮影 初めての試みとなったプロムパーティー

明治大学での交換留学プログラムを春学期で修了する外国人留学生の「交換留学生修了式」が7月27日、駿河台キャンパス・グローバルフロントで行われ、1学期間または1学年間の留学を終える留学生ら192人の門出が祝われた。交換留学プログラムは、明治大学と海外の大学間または学部・研究科間の協定に基づくもので、今回修了を迎えた留学生は、23カ国・地域99大学からの受け入れで過去最高の参加者数となった。

式典は、日本語教育センター長の山田亨文学部准教授のあいさつ、国際連携本部長の小室輝久副学長(国際交流担当、法学部教授)の祝辞、「交換留学生アンバサダー制度」による表彰と進行した。これは、この春学期より新たな試みとして導入された取り組みで、最も多くの活動に参加したオーストラリア・ニューサウスウェールズ大学からの留学生、オリーフェ・ムハンマド・アシュラフ・スティーブンさん(国際日本)が表彰された。

その後、留学生全員への修了証の授与に続いて、中国・中央民族大学からの留学生、王静芸さん(文)が登壇し、「私たちの心に刻まれた愛に満ちた瞬間は、一生の宝物となるでしょう」と日本語でスピーチを行うと、会場は大きな拍手に包まれた。

7月29日には、学生団体MuBO(Meiji University Borderless Organization)によるプロムパーティーが岸本辰雄ホールで開催された。プロムパーティーとは主にアメリカやカナダの高校で学年末に行われるフォーマルなダンスパーティーのことで、母国へ帰国する留学生を見送り、日本人学生との交流促進を目的に初めて企画された。

ドレスアップした交換留学生と明大生約200人が参加し、交流ゲームや記念撮影、隅田川花火大会の花火を眺めながら食事を楽しむなど大いに盛り上がった。MuBO代表の岩田夏子さん(農4)は、「母国でのプロムの文化を知っている留学生と共に意見を交換しながら準備を進めてきた。参加者が次第に仲良くなっていく様が伝わってきて、開催して良かった」と笑顔を見せた。