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特集 明治大学のキャリア支援

2025年3月卒業・修了予定者対象—秋学期就職支援イベントをスタート

就職キャリア支援センターでは、本格化する就職活動に向けた実践的な支援を秋学期からスタートします。9月20日以降、各キャンパスで就職活動に関するガイダンスを行います。初めての就職活動となる学生にとっては、何をどこまで準備すれば良いのか、どのようなスケジュールで進めれば良いのか、分からないことだらけの状態で進んでいくことになります。このような学生の不安を払拭するために、“リアルな”スケジュールとこれからの活動について詳しく説明していきます。

ガイダンスを皮切りに、その後は実践的なイベントが目白押しです。11月6・7日には、学生が自身の職業観を深め、希望業界や企業の現状を理解し、就職活動の方針を定めていくことを目的とした「明大就活フェスティバル(仮称)」を開催予定です。学生の注目度の高い各業界のリーディングカンパニー約60社を招待し、学生と企業の方々がFace to Faceでコミュニケーションが取れる機会(質問会や少人数セミナー)を数多く実施し、企業からの一方的な情報提供ではない、双方が本音で語り合える場を創出します。

対面で実施する予定の大人数を対象とした講義形式のプログラムについてはオンラインで配信するとともに、就職キャリア支援システム(M-Career)でいつでも閲覧できるようにアーカイブ配信も行う予定です。このように、対面とオンライン両方のメリットを生かした支援を継続的に実施し、明大生の就職活動を徹底的にフォローしていきます。

その他、主に公務員を志望する学生を対象にした、「公務員業務理解説明会」も秋から始まります。これは各官公庁・自治体の人事担当者や活躍するOB・OGの方を招いての業務理解を促進するイベントです。民間企業志望者だけではなく、公務員を志望する方も積極的に就職キャリア支援センターをご活用ください。

「明治大学は学生が主体的に進路を選択できるよう全力で支援します」

就職キャリア支援部長 川口 誠人

本年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、ようやくキャンパスにも日常が戻ってきています。学生は、学業はもちろん、課外活動や留学、ボランティア活動など、有意義な学生生活を過ごしていることでしょう。

そのような環境の中での就職状況ですが、大卒の求人倍率は昨年度より上昇し、学生が就職に有利ないわゆる「売り手市場」にあると言われています。しかしながら、日々学生の相談、求人企業対応をしている中で、早期に複数内定を得る学生がいる一方、「なかなか内定を得られない」「いきたい業界が分からない」「納得した就職活動を行えない」といった相談もあります。企業からは「学生の内定承諾が得られない」「想定以上の辞退があった」などの悩みが聞かれるなど、学生・企業双方にとって課題があることに変わりはありません。

その要因の一つに、就職活動の早期化があります。2022年6月、文部科学省・厚生労働省・経済産業省による「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(三省合意)により、2025年3月卒(現3年生)の就活から一定の基準を満たしたインターンシップで企業が得た学生情報を、広報活動や採用選考活動に使用できるようになりました。このことが2024年3月卒(現4年生)の就活にも影響し、自己分析や企業研究が深まらないまま3年生の夏休みのインターンシップを実質就活のスタートと考える学生が増えてきました。ジョブ型採用、通年採用、キャリア採用重視、スカウト型採用の増加などの採用市場動向の変化もあり、学生が悩みを抱えて就活に臨むのは、毎年変わりません。

このような中、就職キャリア支援センターでは、学生が早期に就業体験を通じて「自身のキャリアに関心を持ち、自身の進路を主体的に選択できる学生を育てる」ことを目的に2022年度から学部1・2年生限定の「Meiji Job Trial」をスタートしました。このプログラムにより、現時点の自身の能力と社会に出てから求められる能力のギャップを知ることで、学習意欲を喚起し、次の挑戦を後押しするなど、学生生活を主体的に取り組むための意識づくり・きっかけを提供しています。

また、時代や学生・企業ニーズの変化に柔軟な支援体制で多様な学生を支援するため、年間2万件を超える就職相談を行い、「自己分析」、「業界・企業研究」、「選考対策」をはじめとする年間300回以上の各種セミナーやイベントを企画・運営しています。現在、2024年3月卒業・修了予定の学部4年生・大学院博士前期課程2年生に向けた支援を継続して行うとともに、2025年3月卒業・修了予定者を対象とした秋学期就職支援イベントをスタートします。明治大学就職キャリア支援センターは、企業との情報交換や各種イベント実施などを通じて、「今」必要な情報をキャッチし、学生が主体的に進路を選択できるよう、全力で支援します。

就職キャリア支援センターの支援内容

就職・進路に関する相談



個別面談を対面・オンラインで実施しています。就職活動や進路選択で生じる不安や疑問に職員がお答えします。エントリーシートの添削・模擬面接なども行っています。

年間約300回の就職支援行事



自己分析や業界・企業研究、選考対策など年間約300回の支援行事を行っています。近年の採用活動の状況を踏まえながら、多様な学生のニーズに合わせた支援を実施しています。

納得就職支援プログラム

 2024年3月に卒業・修了予定の学部4年生・大学院博士前期課程2年生に向けた支援を継続して行っています。今までの就職活動の振り返りとこれからの進め方を考えるために4月に実施した「この後どうする?就活のすすめ方セミナー」をはじめ、明大生積極採用企業を集めた「学内企業説明会」を4月以降に実施し、延べ25社が参加しました。今後も大学のキャンパス内で一次選考まで行う「学内採用選考会」をはじめとした支援を継続的に実施していく予定です。詳細はM-Careerを通して学生の皆さんにお知らせします。