Go Forward

「創立150周年に向けて共に『前へ!』」

まず初めに、明治大学校友会2023年度定時代議員総会が、このように盛大に開催されますことを、心よりお慶び申し上げます。また日頃は、北野校友会長を始め校友会の皆さまには、本学の発展のため、多大なるご支援とご協力を賜っております。学校法人明治大学を代表いたしまして、厚く御礼を申し上げます。

さて、本日の代議員総会は、新校友会長を始めとする次期体制を選任する極めて重要な総会となりますが、それに先立ちまして申し上げたい事は、北野校友会長におかれましては、コロナ禍の大変困難な環境の中で、校友会活動を先頭に立って牽引していただき、抜群の知名度と素晴らしいお人柄で、全国の校友の皆さまから高い人気と厚い支持を獲得された一期目であったと存じます。こうした北野会長のご尽力に対しまして、改めて厚く感謝と敬意を表したいと存じます。

ところで、今理事会も残すところ8ヶ月程となりましたが、この2022年度の本学決算は、おかげさまを持ちまして企業の純利益に相当する基本金組入前当年度収支差額が33億6800万円となりました。ロシアのウクライナ侵攻等の影響により、水光熱費等の大幅な増加がありましたが、校友の皆さまからのご寄付に支えられ堅実な決算となりました。心より御礼を申し上げますとともに、創立150周年に向けて寄付金収入累計150億円を目指してまいりますので、なお一層のご支援を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。

また、皆さまご承知のように、本年度から、わが国の大学全体の収容定員を大学進学者数が下回る大学全入時代が幕開けております。さらに、2024年度からは大学進学者数の減少がより鮮明になると同時に、2025年4月施行の改正私立学校法への対応など、法人運営の「骨格」をつくる極めて重要な時期となってまいります。このように課題山積ではございますが、学長と共に示しました「MEIJI VISION 150-前へ-」の実現に向けまして、私も先頭に立って「前へ」と邁進していく所存でございますので、校友会の皆さまには、どうか引き続きましてのご理解とご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。

結びになりますが、2023年度定時代議員総会の議事が、無事に滞りなく進みますことを祈念いたしまして、私の祝辞といたします。皆さま、本日は誠におめでとうございます。