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ASEANで広がる明治大学の輪

文学部がベトナム・ホーチミンで海外研修を実施

最終プレゼンの様子(UEF内) 現地の日本語学校「Mirai Human」での交流の様子

文学部は、9月4日~10日にかけて、ベトナム・ホーチミンでの海外研修を実施し、1年生から4年生まで合計16人の文学部生が参加した。この研修は、現地でのフィールドワーク等を通じてベトナムの文化・歴史・経済を体感し、学生自身のキャリアについて考えるきっかけとすることを目的として企画されたもの。

参加者は、春学期中に3回の事前学習会を通じて、ベトナムに関する事前学習や、日本人の働くことへの意識や価値観などのリサーチを行い、渡航後に現地で同様の調査を行って比較するための準備が進められた。

現地到着後には、市内や戦跡の見学、JICAベトナムオフィスでの講演、ホーチミン市経済金融大学(UEF)の学生との大学間交流プログラムなどが行われ、4日目には、現地の校友団体であるサイゴン紫紺会との交流会も催された。日程後半はUEFの学生とグループに分かれた実地調査や最終発表会が行われ、移動日を除いた5日間のプログラムが終了した。

参加した学部生からは、「プレゼンや聞き取り調査において積極性や発信力が求められた。現地の学生が優れている点で、刺激を受けた」「渡航前よりも明確な夢が見つけられた。今後は主体的に動けるよう頑張りたい」などの意見が寄せられ、それぞれに新たな価値観や目標を見つける機会となった様子だった。

事前学習を含め、プログラムの引率は山田亨准教授が担当した。同行した文学部事務室職員は、「現地でのリサーチ活動や、サイゴン紫紺会をはじめとした多くの社会人との出会いが、学生の将来のキャリアの展望を広げることにつながり、大きな成果になった」と振り返った。