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情報コミュニケーション学部—映画界のスペシャリストたちが語る「創造と表現」

(左から)小野田氏、山﨑氏、齋藤氏、奥田氏

情報コミュニケーション学部は10月13日、和泉キャンパスで特別講義「映画界のスペシャリストたちが語る『創造と表現』」を開催した。映画界・映画産業の第一線で活躍する4人のゲスト講師を招き、パネルディスカッションが行われ、情報コミュニケーション学部生など約120人が受講した。

登壇者は、㈱ホリ・エージェンシー代表取締役社長の小野田丈士氏(1980年政経卒)、東宝東和㈱代表取締役社長の山﨑敏氏、スタジオ地図(㈱地図)代表取締役の齋藤優一郎氏、松竹㈱のエグゼクティブプロデューサーで(一社)日本映画テレビプロデューサー協会会長も務める奥田誠治氏(1980年政経卒)の4人。ディスカッションでは4人のこれまでの経歴を簡単に振り返りながら、それぞれの業界内で実現してきたことや苦労したこと、さらに、学生に向けて大学生活やキャリア選択に向けたアドバイスが送られた。

小野田氏は、芸能プロダクションにおける俳優・タレントのマネジメントという視点で、「挑戦したいことがあれば、その時にやれることを精いっぱいやれば何かが見えてくる」とエールを送った。洋画配給会社で数々のヒット作を手掛けてきた山﨑氏は、学生の進路選択について、「どの業界であっても縁を大切にし、自分なりのベクトルを持って扉を開いてみよう」とアドバイスした。

齋藤氏はアニメーション映画『竜とそばかすの姫』など細田守監督作品のプロデューサーとして活躍してきた。自身の米国留学経験を振り返り、「言語にこだわらず、コミュニケーションを取ろうとする姿勢が大事」と語りかけた。奥田氏は、大学卒業後日本テレビに入社し、スタジオジブリ作品や実写作品で多くのヒット作をプロデュースしてきた。また、奥田氏は、今回のディスカッションの進行を務め、業界の第一線で活躍するスペシャリストたちの貴重なエピソードやアドバイスを引き出した。

ディスカッション後には質疑応答なども行われ、満員の会場から大きな拍手が送られる中、終了となった。