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総合数理学部が設立10周年記念行事を開催

卒業生など多くの人でにぎわった(第2部ポスターセッション) 「一層の努力を続けていきたい」と語る荒川学部長

総合数理学部は2013年の開設から10周年を迎えた。このことを記念した行事が11月4日に中野キャンパスで開催され、卒業生らを中心に約150人が来場した。

第1部「講演の部」は、低層棟5階ホールで開催され、大六野耕作学長によるあいさつから開式した。大六野学長は関係者らへの謝辞とともに、「これからも世界に通用する数理科学を見出し、それを身に付けた人材を送り出していただきたい」と期待を込めた。

続いて、荒川薫学部長が「総合数理学部の誕生とこの10年を振り返って」と題して講演。初代学部長の砂田利一名誉教授から寄せられた手紙を交えながら、学部創設までの経緯や10年間の歩みを紹介した。荒川学部長は、「数理科学は今後、法律、経済をはじめ、工学、芸術、心理学などと融合し、私たちの生活に恩恵をもたらすとともに、数理科学自身のさらなる発展が期待される」とした上で、「明治大学が時代に先駆けて作った総合数理学部は、皆さまの期待に沿うよう一層の努力を続けていきたい」と締めくくると、会場から大きな拍手が送られた。

さらに、総合数理学部の3学科(現象数理学科、先端メディアサイエンス学科、ネットワークデザイン学科)の学科長による講演「学科の未来予想図」、元総合数理学部客員教授の原島博東京大学名誉教授による講演「科学技術についていま思うこと」と続いた。

その後、卒業生3氏が登壇。板羽智史氏、越前谷大樹氏(2017年卒)、下村真生氏(2019年卒)の3人から、総合数理学部での学びを生かし、社会で活躍する様子が語られた。

第2部は、高層棟に場所を移し、ポスターセッションと研究室公開が行われた。それぞれ、現役生・教員が研究成果や研究室の様子を紹介し、訪れた卒業生らと交流する様子が見られた。