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司法試験合格祝賀会を開催

列席した2020~2023年の試験合格者

2023年司法試験合格祝賀会が2023年12月13日に駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催された。対面での実施は4年ぶりとなり、2023年合格者に加え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で祝賀会が行われていなかった2020~2022年の合格者も招待された。さらに、来賓や明治大学法曹会会員、法人役員、大学役職者と、専門職大学院法務研究科(法科大学院)、法学部、法制研究所の教員など約150人が参加し、合格者を祝福した。

祝賀会は大六野耕作学長によるあいさつで開会し、柳谷孝理事長、校友で特別紫紺賛助員の渡邊建三氏、大学役職者の祝辞と続いた。それぞれ「人や世の中の幸せのために尽力してほしい」という激励の言葉や、「教育補助講師などの形で大学に力を貸していただきたい」と後進育成の協力を呼びかける言葉などが寄せられた。

その後、4人の合格者が代表として登壇。2023年在学中受験合格者の柏木利直さん(3年、既修コース)は、「明治大学出身であることを誇りに、社会から求められるような立派な法曹になりたい」と力強く誓い、佐野前尚さん(2022年度修了、未修コース)は、「合格は何度も答案を書き、それに付き合っていただいた先生方のおかげ。勉強は大変だったが有意義な学生生活を送れた」と感謝の思いを述べた。さらに、2020年合格者で、教育補助講師を務める笠原菜摘さん、2021年合格者で視覚障がいを乗り越えて合格した奥山茂さんからも、改めて喜びの言葉が述べられ、法曹として過ごす日常の様子などが報告された。

2023年試験で法務研究科からの合格者は29人(うち在学中受験合格者5人)、この他に本学学部出身合格者は25人(明治大学法制研究所調べ・1月現在)。

明治大学渡邊建三・容子法曹振興資金

司法試験の在学中合格者5人に報奨金を授与

目録を手にする在学中合格者らと渡邊建三氏・容子氏(前列)

合格祝賀会に先立ち、同日アカデミーコモンで、2023年司法試験において法科大学院在学中に受験し、合格した5人の大学院生への報奨金授与が行われた。明治大学渡邊建三・容子法曹振興資金運営委員会(委員長=上野正雄法学部教授)が執り行い、運営委員会委員と同振興資金の寄付者である渡邊建三氏・容子氏が同席した。授与後には両氏から合格者へ祝福の言葉がかけられた。

司法試験の受験資格は、これまで法科大学院修了または司法試験予備試験合格であったが、制度改正により2023年司法試験から所定の要件を満たした法科大学院3年生も受験することが可能となり、新制度後の初年度となった今回の試験では、法務研究科から3年生19人が受験し、5人が合格した。