1988年4月の赴任です。良き先輩・同僚、そして職員に恵まれ、それ程優秀ではなくても「前へ」で頑張る学生たちを得て、素晴らしい36年間の「明治生活」でした。卒業生を含めて、これまでにお世話になった皆さんに感謝します。
私は、2008〜15年に学生部長・学務担当副学長を務めました。受験生の人気がNo.1になり、破竹の勢いの頃の明治です。学生部=自治会対策部はすでに「今は昔」となり、授業以外の場面で多様な学生の素質をいかに伸ばし、いかに多様な機会を創出するかが問われていました。学生支援部とは「名は体を表して」いました。奨学金の充実、メンタルの課題を抱える学生への対応、体育会の改革、課外活動の新たな在り方の模索など、学生サポートの新たな姿にチャレンジする日々でした。それでも、任期中8年連続で「箱根」を現地で応援できたのはいい思い出です。リバティタワーと共に注目度を集めた明治でしたが、やはり今の明治につながる真の礎(内実)は、00年代後半に始まった諸々の改革によって築かれたものと確信しています。