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付属明治高等学校・中学校—9回目の東日本大震災被災地支援事業

災害公営住宅集会所で行われた交流会の様子

付属明治高等学校・中学校は、1月6日から8日にかけて、9回目となる東日本大震災被災地支援事業を実施した。4年ぶりの実施となった今回は、付属高校の生徒35人が2泊3日で宮城県石巻市と女川町を訪問した。

石巻市では門脇小学校と大川小学校など震災遺構の見学、女川町では第13回石巻日日新聞社杯・第9回明治大学付属明治高等学校プレミアカップサッカー大会の運営や、地域住民との交流などが行われた。生徒らは、被災した現地住民による当時の状況などの説明を聞き、サッカー大会運営などの交流を通じ、一人一人が被災地で起きたことを現実として受け止めていた様子だった。

支援事業に参加した小野友哉さん(高3)は、「写真や映像でしか見たことがなかったものを実際に目にし、普段できない経験ができた。学んだことを伝えていかなければならないと強く感じた」と感想を述べた。

この取り組みは2013年に開始し今回で最後の実施となった。同校の石黒祥樹教諭は「これまで事業に携わり、ご支援いただいた皆さまに厚くお礼を申し上げたい」と謝意を示した。