農学部・長嶋教授が、シンポジウム「iPS細胞と未来の医療」(東京大学医科学研究所主催)に登壇

2017年03月10日
明治大学 広報課

講演する長嶋教授講演する長嶋教授

質疑に応える長嶋教授質疑に応える長嶋教授

熱気に包まれたシンポジウム会場熱気に包まれたシンポジウム会場

3月6日(月)東京・本郷にて、シンポジウム「iPS細胞と未来の医療 ~細胞から臓器へ」(東京大学医科学研究所幹細胞治療センター主催)が開催され、本学農学部の長嶋比呂志教授が招かれて講演を行いました。
これには、一昨年7月に本学と共催シンポジウムを実施した京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授や、長嶋教授とともに共同研究・連携を行っている東京大学医科学研究所幹細胞治療研究センター長の中内啓光教授(現在、米国・スタンフォード大学教授としても研究活動を展開)、他に4機関の研究者らが登壇し、多くの研究者・臨床医・学生・一般聴講者で満員となった会場は熱気に包まれました。

シンポジウムでは、冒頭に主催者を代表し東京大学医科学研究所の村上善則所長が挨拶を行ったあと、京大の山中教授がiPS細胞の未来について、再生医療と新薬の開発に応用されていく展望について語り、東大及びスタンフォード大の中内教授が、キメラ形性能を持つヒトiPS細胞の樹立などの課題について言及。続いて登壇した長嶋教授は、ブタをプラットフォームとする再生医療研究を中心に話題を展開し,筋ジストロフィーや糖尿病といった難病・難治性疾患の治療への応用について、最新の研究情報を講演しました。

これまで生殖生物学の第一人者として、また本学の研究活動を研究活用知財本部長及びバイオリソース国際インスティテュート所長として牽引している長嶋比呂志教授。昨年11月には、1型糖尿病の患者を支援する認定特定非営利活動法人日本IDDMネットワーク(佐賀県佐賀市)から、同法人が支援する「バイオ人工膵島移植プロジェクト」に基づき研究助成金を受けるなど、精力的に研究活動を行ってきました。現在世界には4億2200万人(2016年4月WHO発表)といわれている糖尿病患者がおり、その治療法の確立に「明大在籍中に何とか実用化に持ち込めれば」と真摯な姿勢と情熱を持って取り組んでいます。また、学外からもその研究に対し「長嶋教授のブタを用いた再生医療の研究は、間違いなく世界トップクラス」(東大医科学研究所研究員)との声も挙がるなど、評価・期待も高まっています。
これらの研究は、難病・難治性疾患で苦しんでいる人々に明るい兆しをもたらしており、大学の「研究」活動から「社会貢献」という重要な役割を果たしていくでしょう。今後、社会における医療・倫理の法整備とともに研究の推移が期待されます。

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