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プレスリリース

-貴重な“発禁本”の書誌目録-『明治大学図書館所蔵 城市郎文庫目録』出版記者会見を実施。3月28日、駿河台キャンパスにて

2017年03月15日
明治大学

-貴重な“発禁本”の書誌目録-
『明治大学図書館所蔵 城市郎文庫目録』出版記者会見を実施

3月28日(火)、駿河台キャンパスにて

明治大学図書館は、著名な発禁本の蒐集(しゅうしゅう)家である城市郎(じょういちろう)氏旧蔵書の書誌目録『明治大学図書館所蔵 城市郎文庫目録』出版に伴って、3月28日(火)駿河台キャンパスにて記者会見を実施します。

「権利自由 独立自治」を建学の理念として掲げている明治大学では、縁あって2011年に発禁本蒐集家として著名な城市郎氏から約9000点の貴重な蔵書(「城市郎コレクション」)を寄贈いただきました。「城市郎コレクション」には、藤村操を詐称した偽書で現在数点しか所在が確認されていない奇書「煩悶記」をはじめ、江戸川乱歩の「蜘蛛男」、小林多喜二の「蟹工船」、幸徳秋水の「平民主義」など、時流に抗い、あるいは発売頒布禁止の処分を受けた、いわば「受難」の書籍が多数含まれています。

明治大学図書館では、2012年以降、出版検閲の歴史を示す「城市郎コレクション」の目録化に取り組んでおりましたが、このたび『明治大学図書館所蔵 城市郎文庫目録』の出版が実現する運びとなりました。「城市郎コレクション」は、目録出版後、学内外の研究利用、博物館等での展示、出版掲載利用に向けて鋭意公開して参りますとともに、目録は希望者への販売も行います。

つきましては、目録の出版にあたり、思想表現の自由や現代メディアについて再考する機会を提供するとともに、生涯にわたり独力で発禁本を蒐集された城市郎氏の業績を顕彰するため、記者会見を開催します。

記者会見概要

日時 2017年3月28日(火)16時~
会場 明治大学駿河台キャンパス 明治大学図書館内
出席者 山泉 進(明治大学図書館長 法学部教授)
浅岡 邦雄(中京大学文学部教授 『城市郎文庫目録』監修者)
明治大学図書館関係者
配布資料 城市郎「発禁本蒐集家の夢」(遺稿)
※当日ご来場のメディア関係者に限り、『明治大学図書館所蔵 城市郎文庫目録』を進呈します(一社につき1冊とさせていただきます。)
お問い合わせ先

取材・リリースに関するお問い合わせ

明治大学 広報課
TEL: 03-3296-4330

Email:koho@mics.meiji.ac.jp