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プレスリリース

明大生が全国の博物館の「推し」を発信! 若年層の来館者増を目指して ~明治大学博物館学生広報アンバサダーが博物館キューレーションサイト CUMAGUSに協力~

2024年02月02日
明治大学

明大生が全国の博物館の「推し」を発信!
若年層の来館者増を目指して
~明治大学博物館学生広報アンバサダーが博物館キューレーションサイト CUMAGUSに協力~
明治大学博物館では、博物館の広報活動を学生目線で担う団体として「学生広報アンバサダー」を結成し、2021年から活動しています。「学生広報アンバサダー」は、明治大学博物館をもっと明大生に知ってもらい、国内外の博物館・美術館を訪問するきっかけにして欲しい!という思いで集まった学生たちで、これまで明治大学博物館に関する情報発信を学生主体で行ってきました。
このたび「学生広報アンバサダー」は、株式会社雄山閣が運営する博物館キューレーションサイト「CUMAGUS(クマグス)」の公式noteアカウントにて、マガジン「明大生の推しミュージアム」企画を提案、記事の公開を始めました。同企画は、明大生が実際に博物館を観覧し、気になった展示品やミュージアムグッズを小中高生に向けて紹介するもので、本学博物館に留まらず全国の博物館の「推し」を発信していきます。来館者が高齢層に偏りがちな博物館において、大学生の自由な発想で情報を発信することにより、博物館全体の活性化への貢献を目指します。
 

明治大学博物館学生広報アンバサダーのこれまでの活動

2023年5月に開催された明治大学博物館の企画展「東国の古墳文化の実像を求めて-大塚初重と明大考古学-」に合わせ、博物館と同建物内に所在する喫茶施設と「虎塚古墳発掘カレー」を制作。目で見て食べて楽しいカレーを通じて、若年層や子どもたちに古墳への興味を持ってもらいたいとの趣旨で企画しました。
広島県内ミュージアムガイドブック「ミュージアムめぐり広島編」を刊行。広島大学総合博物館と明治大学博物館の交流から実現したもので、大学生視点で広島県のミュージアムの特徴や気になった展示などをまとめました。館内で配布する冊子を手に取ってもらい、明治大学博物館から更に広島県内のミュージアムへと足を運んでほしいとの思いで刊行しました。

「明大生の推しミュージアム」企画について

今回「学生広報アンバサダー」は、各博物館のウェブサイト上で常設展示の紹介があまり行われていないことに着目し、展示品やミュージアムグッズを「推し」として発信する企画を提案しました。探究学習や修学旅行等で博物館観覧を予定する小中高生が情報を得るきっかけを提供します。
「CUMAGUS(クマグス)」公式noteのマガジン「明大生の推しミュージアム」は、週2回更新、第1シリーズは全20本を予定しており、どなたでも無料でお読みいただけます。

明治大学博物館学生広報アンバサダー・木下奈映(文学部1年)さんのコメント

今回、学外から初めてお声掛けをいただき産学協働の場を得ましたが、授業で使用する教科書の出版社だったので、とても光栄でした。友人と話すと、博物館は美術館と比べて敷居が高かったり、地味な感じがしたりすると言われます。博物館は先人の知見を保存・展示する場であり、好奇心が刺激される一品がきっとあります。同世代の皆さんに魅力を伝えたいと思って、各記事をメンバーで執筆しました。少しでも気になったら、実際に足を運んでいただけたら嬉しいです。

明治大学博物館・千葉修身館長のコメント

博物館の来館者が高齢層に偏りがちであるという点は、設置者を問わず共通した課題です。エンターテイメントが溢れる今日、若年層に興味を持ってもらうためには、行ってみて面白かったという共感が後押しになるとの仮説が立てられました。若い人たちの特権は、経験値に基づかない発想や創造が出来ることです。今回、検証の場をご提供いただいたので、実社会で実践し、得られた評価を更に学びに繋げて欲しいと思います。

株式会社雄山閣・宮田哲男代表取締役のコメント

弊社は博物館学の専門書籍も出版しており、このご縁で現場の皆様から博物館の現状課題を共有していただいています。人員やシステムの制約によって博物館からの情報発信が薄くなっているとの声は多く、昨年4月「CUMAGUS(クマグス)」の立ち上げに至りました。今回、大学生という若い視点から展示品やミュージアムを紹介してもらうことによって、小中高生はもとより、博物館のスタッフにも新しい気づきがあるのではないかと期待しています。
 
<株式会社雄山閣>
1916(大正5)年創業、日本最大級の学術専門図書出版社。考古学、歴史、文化史、伝統芸能、博物館学などを中心に刊行しています。
博物館情報発信サイト「CUMAGUS(クマグス)」は、「WITHコロナ時代」の新しい「価値観」の形成を目指して、2023年4月に公開しました。デジタルを活用した発信の場所を提供し、多くの人々が歴史と出会うキッカケを作ることを目的としています。
 

 開始に向けた顔合わせミーティングにて
  • 明治大学文学部1年・木下奈映さん(左から3番目)
  • 明治大学博物館・千葉修身館長(右から1番目)
  • 株式会社雄山閣・宮田哲男代表取締役(左から1番目)
お問い合わせ先

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明治大学 経営企画部 広報課
TEL:03-3296-4082
MAIL:koho@mics.meiji.ac.jp
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