2007年11月17日、「国際浅草学プロジェクト」設立記念シンポジウム——「国際浅草学の可能性」——を台東区民会館で開催しました。当日は、台東区,明治大学の関係者をはじめ約130人が参加しました。
シンポジウムでは、吉住弘・台東区長および針谷敏夫・明治大学副学長の挨拶ののち、本プロジェクトの実行委員長である井戸田総一郎・明治大学文学部教授が自身の生い立ちに触れながら、「浅草の価値について考えることや、その魅力を知らしめる機会がこれまで少なかった。海外の著名な学者に浅草は面白いと言ってもらい、浅草のブランド力を高め、その魅力を広めていきたい」と抱負を語るとともに、継続的な活動の必要性を講演しました。続いて、海外から招いた日本学や歴史学の大学教授ら6名(セップ・リンハルト ウィーン大学文献文化学部教授・同大学東アジア研究所長,エーヴェリン・シュルツ ミュンヘン大学アジア学科教授,イレイン・ジェールベル カンザス大学東アジア言語文化学部現代日本文学准教授,ローザ・カーロリ カ・フォスカリ大学東アジア学研究所准教授,マルガリータ・ウィンケル ライデン大学日本学・韓国学研究センター准教授,アンガス・ロキヤ ロンドン大学アジア・アフリカ研究所日本史講師)が、国際浅草学への賛同とその意義を流暢な日本語で講演しました。