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震災等復興活動

「映画『新地町の漁師たち』上映会&対談(山田徹監督と新地町の漁師さん)」開催

2016年07月04日
明治大学 震災復興支援センター

ご挨拶される山田徹監督ご挨拶される山田徹監督

来場者に配られたコウナゴの説明をする漁師さん来場者に配られたコウナゴの説明をする漁師さん

山田徹監督と漁師さんとの対談山田徹監督と漁師さんとの対談

来場者との意見交換来場者との意見交換

 震災復興支援センターは7月2日(土)、和泉図書館ホールにて、「映画『新地町の漁師たち』上映会&対談(山田徹監督と新地町の漁師さん)」を開催しました。本学学生の他、一般の方など、約80名の参加がありました。

 平山文学部准教授による本学と福島県新地町との、これまでの関わりに関する話と山田徹監督の挨拶を皮切りに、上映会は始まりました。映画は、新地町の漁師さんたちを2011年6月から2014年の安波祭(海上の安全と豊漁などを祈願する祭)までの3年半の期間を撮影した記録映画で、東日本大震災による津波と原発事故が、漁業活動を生業としてきた福島県の漁師たちに、どのような影響を及ぼしたのかといった問題を浮き彫りにしています。当日実施したアンケートには「漁師さんたちの想いと怒りがうまく映像にとらえられていた」「復興の定義について改めて考えた」などの感想がありました。
 
 上映後には、鳥居震災復興支援センター副センター長(商学部教授)司会のもと、山田徹監督と新地町からお招きした漁師さん4名との対談が行われました。漁師さんの、本操業に対する熱い想いなど、貴重なお話しを伺うことができました。来場者からは、試験操業の対象になっている魚介の種類や、監督の映画に込めるメッセージ等に対して、活発に質問がありました。また、新地町農林水産課長からは、新地町の復興状況や試験操業対象種の安全性等に関して、説明がありました。

 対談後には、福島県釣師浜漁港で試験操業されているコウナゴが、来場者に配られました。ご協力を賜りました関係者の皆様に、厚く御礼を申し上げます。


【詳細】
日  時:2016年7月2日(土)13:30~16:20
会  場:明治大学 和泉キャンパス図書館ホール
参加者数:93名(来場者80名、関係者13名)
主  催:福島県新地町
共  催:明治大学震災復興支援センター