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震災等復興活動

岩手県大船渡市日頃市町で開催された「五年祭」に、ボランティアとして学生が参加

2016年11月07日
明治大学 震災復興支援センター

御神輿を担ぐ男子学生御神輿を担ぐ男子学生

関谷の山車を引く女子学生関谷の山車を引く女子学生

奉納後に披露された伝統芸能の一つ「はしご虎舞」奉納後に披露された伝統芸能の一つ「はしご虎舞」

 法学部阪井ゼミナールの学生が、10月9日(日)に、岩手県大船渡市日頃市町で開催された五年祭に、ボランティアとして参加しました。そのことについて参加した学生から、寄稿がありましたのでご紹介いたします。
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 わたしたち阪井ゼミは10月9日に岩手県大船渡市で行われた日頃市町の五年祭に参加してきました。盛町の七夕祭り以外での祭り支援はこの五年祭が初めてでした。

 五年祭は五葉山神社から鷹生(たこう)宇賀神社までの道のりを、歩いて御神幸を行う式年大祭で、4年に1度、オリンピックの年に行われます。
 現地に着いて初日は町の方と顔合わせをし、男子は翌日御神輿を担ぐために禊を受けました。
 祭り当日は、各地域から山車が出され、おおよそ800人が参加し、獅子舞や手踊りの奉納を行いました。男子は白装束を身につけ、重さ約600キロの御神輿を担ぎ、女子は法被を身につけ、片道約3.5キロメートルの道のりを、関谷地区の山車を引っ張って歩きました。

 奉納を終えた後は、日頃市小学校で伝統芸能が披露されました。獅子舞や手踊りなど初めて見るものも多く、地域ごとに色があってとても面白かったです。
 中でもはしご虎舞は迫力があり、大きな歓声が上がっていました。日頃市町は私達の活動拠点となるギークハウスのある場所ですが、日頃市町の町並みを見るのも、町の方との交流も初めてでした。

 町の方は初対面にも関わらず私たちを温かく迎えてくださり、日頃市町のことをたくさん教えてくれました。進学して町を出てしまった私たちと同じ年の大学生も、この祭りのために帰省していたり、子供から大人まで伝統芸能を一生懸命に練習したりしている姿を見て、誰もが住んでいる地域に誇りを持っているのだなと感じました。
4年に一度の貴重な祭りに参加させていただいたことに感謝し、この伝統を守るために少しでも力になれたことを誇りに思いました。
法学部法律学科 阪井ゼミナール
3年 廣田 奈々