全学ビジョン達成のための重点施策

2. 学生支援における重点施策

明治大学に在学する学生一人ひとりが輝き、自らの成長と自己実現に向けて「前へ」と進める場となる環境を整え、充実した学生生活が送れるよう、以下に掲げる事項を実践します。

スポーツや文化活動・留学・社会貢献活動など、学生が様々なことに挑戦できる支援体制を構築します

  • 学生の多様なチャレンジをサポートできるよう、各種助成金・奨励金を充実・発展させます。
  • 学生個人および団体の各種成果に関する新たな学内共有方法を整備します。
  • 学生のボランティア活動をより推進・支援するため、ボランティアセンターの設備・機能のさらなる充実を図ります。
  • 学生が主体的に取り組む海外インターンシップや海外ボランティアなどの留学プログラムを開発・運営します。
  • 学内ワーク・スタディ事業を整備し、学生の活動に対して報奨・学業奨励の観点から経済的支援を行うとともに、学内ピアサポートを強化します。

学生が夢を実現させるための奨学金制度を拡充します

  • 学生が自らの成長を求め、自己実現を目指すための経済支援として、これまでの奨学金制度に加えて、より特色ある奨学金制度を展開します。
  • 世界で活躍できるグローバル人材を育成するため、海外留学を奨励する助成制度の強化を図ります。
  • 将来に対する明確な目標と強い修学意欲を持つ外国人留学生の受け入れ機能を強化するため、各種奨学金施策の充実を図ります。
  • 大学院において、努力を評価できる公平な指標を導入し、より満足度の高い奨学金支援を実現します。
  • 専門職大学院では、国家資格取得希望者や外国人留学生、若手社会人、有職社会人の入学を促進するため、各研究科において奨学金制度の充実を図ります。

多様性に配慮したキャンパスを整備するとともに、キャンパス全体を相互に連関させたラーニング・コモンズ構想を推進します

  • 多様な背景を持つ学生が個々の能力を存分に発揮し、平等に教育研究その他の活動を営むことができるキャンパス整備を推進します。
  • 多様な学生が交流を深め、正課・正課外を問わず多彩な活動を展開するスペースを整備します。
  • 学内全体における学びの場を有機的に展開するため、学術情報の効率的な提供を強化します。
  • 障がいのある学生の支援において、障がいの内容や程度に応じて支援対策を講じることができる専門家を配置し、障がい学生支援室の機能のさらなる充実を図ります。また、ICT技術を高度に活用し、障がいの種類に対応した学習サポートを提供します。
  • キャンパス間あるいは国内外他大学との密接な情報交流とそれをサポートする多言語自動翻訳支援、共創学習を実現するラーニング・コモンズ空間を実現します。
  • 学生サービス・福利厚生施設としての学生食堂、購買施設および学生寮の充実・拡大を図ります。

すべての学生の多様な相談に対応するための支援体制の充実・機能強化を図ります

  • 心身の問題をはじめ、多様化する学生の相談や悩みへの適切な対応・カウンセリング体制を充実するとともに、学生相談窓口の役割・機能を明確化し、学生が相談しやすい環境づくりを推進します。
  • 学習方法に関する相談について多くの学生に対応するため、学習支援室の機能を高め、学習のサポート体制を強化します。
  • TA(ティーチング・アシスタント)・SA(スチューデント・アシスタント)による学習サポートをいっそう強化します。

一人ひとりの「個」にあわせたキャリアデザイン形成を支援し、「就職の明治」を継承します

  • 学生一人ひとりの「個」に合わせた支援を行うために、個別相談を中心としたface to faceの支援をさらに強化します。
  • グローバル化が進むなか、今後より増加が見込まれる外国人留学生に対して、ニーズに合わせた支援行事などを企画・実施していきます。
  • 学生がインターンシップに参加しやすい環境を整えるとともに、単に「参加する」だけではなく、明確な目的意識を持って取り組めるよう事前教育を含めた支援を強化します。
  • 司法試験・公認会計士試験・国家公務員総合職の合格者数の目標を定め、その達成に向けた必要な支援環境を整備します。

大学スポーツの持つ力を見つめ直し、学内外へその魅力を発信します

  • 大学スポーツによるユニバーシティ・アイデンティティ醸成のため、学生および父母、校友による応援の輪が広がる体育会活動の仕組みづくりを推進します。
  • スポーツ推進本部を中心に、体育会学生会とも連携のうえ、学生が主体的に取り組む活動への支援を推進します。
  • 大学ホームページをはじめ新しい媒体を活用し、大学スポーツの魅力を積極的に発信し、本学のブランド力を向上させます。