和泉図書館ホールにて5月13日、
商学部110周年特別企画 <学術シンポジウム>
「ビットコインは貨幣なのか?-通貨の現在・過去・未来-」が開催されました。
今話題の仮想通貨“ビットコイン”がテーマだったこともあり、
座席数120席のホールに立ち見が出るほどの盛況となりました。
伊藤隆康教授から、
日本の発券銀行である、日銀が果たす役割についての講義があり、
国内で流通している貨幣の意義について改めて考えさせられた後、
浅井義裕講師からは、
世界共通の仮想通貨と言われている
ビットコインのメリット・デメリット、問題点についての解説。
「このお札は原価20円ほど。
それを5千円だと私たちが認識しているのは、
そこに、国が保障する『信用』があるからです。
そこが、ビットコインとの違いです」
質疑応答では、仮想通貨が話題となるような
日本の経済状況の現状についても議論され、
ビットコインだけでなく
これからの日本の社会についても
考えるきっかけとなるようなシンポジウムでした。