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国際連携・留学

明治大・立教大・タイの協定校の学生が神奈川県で農業体験しました

2024年04月23日
明治大学 国際連携事務室

ご祈祷の様子ご祈祷の様子

慣れない作業に奮闘慣れない作業に奮闘

農作業の様子農作業の様子

作業がひと段落作業がひと段落

餅つきに挑戦するタイ人学生餅つきに挑戦するタイ人学生

地域の方とともに地域の方とともに

今年2月に明治大学と立教大学の学生がタイのシーナカリンウイロート大学の学生とともに、バンコクの有機農家、研究者や国際機関スタッフなど様々なプロフェッショナルからサステナビリティについて学ぶプログラム(「食とわたしたちのサステナビリティ」)を実施しました。

同プログラムの事後研修の一環として、4月13日に神奈川県秦野市で農業を営む、フレンチシェフの白井寛人さんの農場を訪問し、田植え前に行うクロツケという農作業に参加しました。クロツケとは田んぼの土手を補強し、水が漏れないようにする大事な作業です。参加者の中には、タイ・シーナカリンウィロート大学生で、日本の学生とともにバンコクで学び、4月から日本に留学生として来日したタイ人の学生の姿もありました。

当日はお天気に恵まれ、地域の住民の方など、様々な方が集結しました。そして出雲大社の神官の方による御祈祷を行った後に、田んぼに入って作業を行いました。
前日に雨が降っていたため、土が柔らかくなっており、足場が不安定な中での慣れない作業でしたが、参加学生達は徐々に慣れ、笑顔いっぱいに作業を楽しみました。そして、お昼時には餅つき等が行われ、自然環境豊かな場所で参加の皆さんでアウトドア料理を堪能しました。

参加学生は今回の体験について「辛いイメージだった農作業がこんなにも楽しく、田んぼが好きになった!」(商学部3年 池亀広人さん)、「さまざまなご縁で参加されていた方々と協力し、新たな体験ができた。とても楽しく素晴らしい経験だった。」(政経学部3年 鴨田歩佳さん)そして「田んぼのスタートをお手伝いさせていただいたことで、お米ができるところまで見届けたい!という気持ちになった。」(法3年 三浦琉菜さん)と振り返りました。

なお、今回訪問した農場は数年前まで耕作放棄されており、3年前から白井さんが農地として再生したものです。鴨田さんは「この場所での農作業を少人数で始めた白井さんは本当にすごい。」と感じたそうです。また、三浦さんは「風の音や鳥の声がはっきり聞こえるほど静かで、時間がゆっくりと過ぎてゆく感覚だった。」、池亀さんは「とても自然豊かなところで、癒された。また機会があれば参加したい。」とコメントしました。
現在、白井さんは本プログラムの参加学生が提案した農法を実際に実施するために準備を進めておられるそうで、今後の展開がとても楽しみです。

(国際連携機構特任准教授 三牧純子)

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明治大と立教大の学生がタイの学生とサステナビリティを学びました
明治大と立教大の学生がタイの学生とサステナビリティを学びました | 明治大学 (meiji.ac.jp)