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農学部の作山ゼミが台湾で合同ゼミを実施

作山ゼミ生(前列)と国立中興大学の学生ら

農学部の食料貿易論研究室(作山巧教授)の学生10人は指導教員引率の下、8月21日から25日にかけて台湾を訪問し、卒業論文関係科目のフィールドワーク実習を行った。

一行は台中市の国立中興大学を訪問し、農業・自然資源学部応用経済学科の学生と英語で合同ゼミを行った。同大学は、日本統治下の1919年に農林専門学校として創設され、現在は10の学部を持つ総合大学。合同ゼミでは、明治大学から4グループ10人、国立中興大学から3グループ14人の学生が、日本や台湾の食料・農業に関する研究成果を発表し、質疑応答を行った。

続いて、台北市で台湾全農インターナショナル董事長の仮屋園康人氏による「台湾の日本産食品市場について」と題する講義を受けた。

さらに、日本の農林水産物輸出額で4位に位置する台湾での日本産の食品や外食産業に関して、学生が生鮮農産物、加工食品、外食産業の3グループに分かれて台北市内で現地調査を行い、その結果を踏まえた報告会を行った。

ゼミ生は「台湾の学生のレベルの高さに刺激を受けた」「日本にいることが狭く感じた」と訪台の感想を語った。食料貿易論研究室は、「食のグローバル人材の育成」を目指して活動しており、来年度以降も台湾での実習を続ける予定。
(農学部教授 作山巧)