Go Forward

第6号(2006年10月18日発売)

特集 環境平和学のススメ

  • 〈対談〉水俣に第三者はいない ~「公平性」に拠る人々~/宇井純×鬼頭秀一
  • 〈インタビュー〉「一人ひとりの地点」から見えてくるもの -水俣病公式確認から50年、緒方正人さんを訪ねて/インタビュアー/藤岡亜美
  • 〈対談〉“エコロジーの文化政治学”から「平和」を紡ぐ/金森修×綿貫礼子
  • 生存基盤の奪還としてのサブシステンス論/戸崎純
  • 「平和」・開発・安全保障の三角形/蓮井誠一郎
  • 先住民族女性にとってのサブシステンス、伝統知識、宇宙観/藤岡美恵子
  • 平和学としての環境問題-開発主義とサブシステンスをめぐって-/横山正樹
  • 和学としての環境問題-開発主義とサブシステンスをめぐって-/横山正樹
  • 世界システム論と環境問題/宮寺卓
  • 環境破壊を助長する開発主義/郭洋春
  • フィリピン沿岸の環境と「貧困」/平井朗
  • 立ち上がる先住民族とグローカルネットワーク/栗田英幸
  • なぜ熱帯林の保全はうまくいかないか ~インドネシアの場合~/安部竜一郎
  • 生きていることの肯定~障害学・環境・サブシステンス~/鶴田雅英
  • 「環境平和学を知る」6冊/蓮井誠一郎・横山正樹
  • 今号の資料/一ノ渡忠之

連載

  • 東アジアの平和を求める旅/徐勝
  • 平和は実現できる/伊藤千尋
  • 宇都宮徳馬 人と思想/國弘正雄
  • 「無言館」の絵から/窪島誠一郎

ワールド・ナウ

  • 中東:臼杵陽
  • ボスニア・ヘルツェゴビナ:渡辺松男
  • アチェ:松川直樹
  • フィリピン:福島浩治
  • ベネズエラ:藤森浩樹
  • メキシコ:箕輪茂

寄稿

  • 米国が見失った「寛容」と「理性」-9・11テロから5年-/布施広
  • 〈アジアの余白〉台湾と朝鮮は出会えるか?/丸川哲史
  • 〈アジアからの視角〉中国という重荷か、それとも中国という契機なのか/賀照田
  • 90歳の戦災傷害者、いまも歩く-ドキュメンタリ-「人間の碑」をつくる/林雅行
  • 「グローバルヒバクシャ」-そのことばに込めた想い/竹峰誠一郎

コラム

  • 風景の落とし穴/辛淑玉
  • パリクロニクル/コリン・コバヤシ

運動紹介

  • FoE Japan/篠原ゆり子
  • ティーチ・イン沖縄/伊佐由貴

グラビア

  • 人類発祥の地、アフリカから/桃井和馬

川柳

  • 日本万華鏡/速川美竹

映画評

  • 『ダーウィンの悪夢』/コリン・コバヤシ

平和の歌

  • 「世界中の子どもたちが」/新沢としひこ

ジーメンス事件再訪3

  • 日本製鋼所の「金剛コミッション」取得/奈倉文二

横須賀は今

  • 再び汚染問題か/長谷川曾乃江

軍事

  • 祈る「レバノン和平」-「ヒズボラ」人気の高まり 悪者はイスラエルと米国-/岩島久夫
  • 防衛庁省昇格法案の問題点/池田五律

講演会

  • パレスチナ問題とは何か-共生のモデル再構築に向けて/板垣雄三

漫画小劇場

  • 西岡由香

風聞書感

  • ヨハン・ガルトゥング/著 木戸衛一・藤田明史・小林公司/訳 法律文化社『ガルトゥングの平和理論 グローバル化と平和創造』 評者・土佐弘之(神戸大学大学院国際協力研究科教授)
  • 柄谷行人/著 岩波書店『世界共和国へ-資本=ネーション=国家を超えて』 評者・郭洋春(立教大学経済学部教授)
  • 鷲巣 力/著『宅配便130年戦争』中公新書 評者/冨澤哲郎(フリー編集者)國弘 正雄/著『操守ある保守政治家 三木武夫』たちばな出版 評者/福田邦夫(明治大学商学部教授)
  • 高橋哲哉・斎藤貴男/編著 日本評論社『憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本』 評者・久保隆(評論家)
  • 松永正義/著 研文出版『台湾文学のおもしろさ』 評者・濱村篤(日本寄せ場学会会員)
  • 佐藤真紀/編著 大月書店『ヒバクシャになったイラク帰還兵-劣化ウラン弾の被害を告発する』 評者・鎌仲ひとみ(映像作家)