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研究・知財戦略機構

研究・知財戦略機構 杉原厚吉 特任教授の研究がJSTの「CREST」に採択されました

2010年09月03日
明治大学

研究・知財戦略機構 杉原厚吉 特任教授(MIMS所員)の研究課題
『計算錯覚学の構築 --- 錯視の数理モデリングとその応用』が科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業 CRESTの研究領域「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」に採択されました。

本研究は、本学理工学部情報科学科 宮下 芳明 准教授、研究・知財戦略機構 友枝 明保 研究員、及び東京大学と共同で研究を進めます。

本事業は、今後の科学技術の 発展や新産業の創出につながる革新的な新技術を創出するために、国の定める戦略的重点分野の基礎研究を推進・支援しています。採択された研究領域では数学研究者が社会的ニーズの高い課題の解決を目指して、諸分野の研究者と協働し、ブレークスルーの探索を行う研究を対象とするものです。

杉原 特任教授らは、人の錯視現象の数理モデリングを通して、錯視の仕組みを理解し、錯視効果を数量化し、その錯視量を制御する方法を開発することで、錯視量の最小化による安全性の向上や、錯視量の最大化による、文化的豊かさの向上に役立て、さらに、知覚・認識の数理モデリング手法とそれを解析する計算理論の構築を目指します。
本研究は、5年半の間JSTより支援を受けます。

JST HP: http://www.jst.go.jp/pr/info/info754/besshi2-11.html
杉原教授HP: http://home.mims.meiji.ac.jp/~sugihara/Welcomej.html