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研究・知財戦略機構

野生の科学研究所/「食」を通して自然と人間の関係やエネルギー循環を問う

開催期間:2012年05月07日
明治大学 研究・知財戦略機構

野生の科学研究所 研究会

【食のエネルゴロジー】 
「食」を通して自然と人間の関係やエネルギー循環を問う

★ご注意:「食のエネルゴロジー研究会」の参加については、明治大学の学部生、大学院生、教員、職員に限らせていただきます。どうぞご了承ください。

●概要
火や水や大気の力を借り、生のものを加工して食べる料理の歴史は、およそ百万年にわたる自然の「変質(transmutation)」の歴史でもある。現生人類の登場によって竃という装置が発明され、新石器時代の農耕牧畜の技術が確立されてからその技術は格段に進歩した。この研究会では、現代の工業的食物連鎖のサイクルのなかで飼い馴らされ、太陽エネルギーを変換した生態圏の恵みであることすら忘れ去られた食材や食の技術に再び光を当て、ヒトが必要とするエネルギー摂取の技法に秘められた「食の野生」の意味を根底から問い直すことをめざす。こうして、「エネルゴロジー(エネルギーの存在論)」という方法論を広く食の次元全般にまで拡張し、人間性についての新しい理解を得ることを目標とする。

●第1回 発表/中村和恵氏(明治大学)  
「獲って食べる・飼って食べる・買って食べる 狩猟採集文化に鑑みて反省する資本主義と買い食いの倫理」
『地上の飯』で語られた、具体的で血の通った食の風景。詩と土地と食べ物の関係。「湯気」の魅力。肉声とエネルギー。太陽エネルギーを変換して摂取可能にする食の技術全般について。
 コメンテーター/管啓次郎氏(明治大学)

■日時: 5月7日(月)16:00~18:00
     ※終了後、キッチンワタリガラスのケータリングによる懇親会(参加費1000円)を準備しています。

■会場: 明治大学 野生の科学研究所
      千代田区神田小川町3-26-8 2F
      tel/fax: 03-5259-9001
      http://sauvage.jp/
地図URL: http://bit.ly/x2CZk7