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研究・知財戦略機構

文部科学省・科学技術振興機構「革新的イノベーション創出プログラムCOI-T拠点」に明治大学が採択されました

2013年11月11日
明治大学 研究・知財戦略機構

 明治大学は、文部科学省・科学技術振興機構が募集した「革新的イノベーション創出プログラム(センター・オブ・イノベーションCOI STREAM)」に申請し、このたび、COI-T(トライアル)拠点として採択されました。課題名は「感性に基づく個別化循環型社会の創造」で、明治大学が中核機関、その他3大学がサテライト機関となります。

 平成25年11月より1年5か月間、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科を中心として、以下の体制で、複数の企業と協同しながら、革新的イノベーションの社会実装を目指した研究開発を実施します。

<研究開発体制>
  中核機関:明治大学
   ・拠点名:感性に基づく個別化循環型社会創造拠点
   ・実施場所:明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科
   ・プロジェクトリーダー:前コーエーテクモHD  代表取締役社長 松原健二
   ・研究リーダー:慶應義塾大学 環境情報学部 学部長 村井純
   ・運営リーダー:明治大学 総合数理学部 教授 荒川薫
   ・参画企業:チームラボ㈱,㈱ドワンゴ
   ・連携機関:ニコニコ学会β,産業技術総合研究所,情報科学芸術大学院大学
  サテライト機関:慶應義塾大学
   ・拠点名:ディジタルファブリケーション国際研究拠点
   ・実施場所:慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス
   ・研究リーダー:慶應義塾大学 環境情報学部 准教授 田中浩也
  サテライト機関:関西学院大学
   ・拠点名:感性価値創造研究拠点
   ・実施場所:理工学部/感性価値創造研究センター
   ・研究リーダー:関西学院大学 感性価値創造研究センター長/教授 長田典子
  サテライト機関:山形大学
   ・拠点名:有機3D+プリンターシステム拠点
   ・実施場所:山形大学 工学部
   ・研究リーダー:山形大学 ライフ・3Dプリンタ創成センター長/教授 古川英光

 COI STREAMは、現在潜在している将来社会のニーズから導き出されるあるべき社会の姿、暮らしのあり方を設定し、このビジョンを基に10年後を見通した革新的な研究開発課題を特定します。高度専門チームによるプロジェクト運営等により、既存の概念を打破し、基礎研究段階から実用化を目指した産学連携によるアンダーワンルーフでの研究開発を集中的に支援するものです。

 本大学等が採択されたCOI-Tプログラムでは、先般掲げられた3つのCOIビジョンのうち、「活気ある持続可能な社会の構築(多様・分散・無駄の徹底的排除による持続的新生活システムの実現)」を目指し、制度設計も含めて社会に実装するための仕組みの構築を目指して開発に取り組みます。

 具体的には、人それぞれが受動的消費者ではなく創造的生活者となる循環型の未来社会に向けて、人と社会における感性価値の指標化、個人に変革をもたらす創造活動支援技術、ディジタルファブリケーション技術とを連携させた研究開発を展開し、将来のCOI拠点候補として、ビジョン達成に向けたコンセプトや要素技術の検証を推進していきます。

 なお、本年6月から8末までの募集期間に科学技術振興機構に提案された190件について、ガバニング委員会の下、厳正なる審査を踏まえ、COI拠点12件、COI-T(トライアル)拠点14件、COI-AS (A-STEPプログラム)2件の採択が決定されました。

(文部科学省HP)
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/coi/1340937.htm
(科学技術振興機構HP)
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20131030/index.html
(ビジョン別COI拠点等の概要)
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/detail/__icsFiles/afieldfile/2013/11/06/1341253_2_1.pdf