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研究・知財戦略機構

【日本先史文化研究所】が11月29日(土)にシンポジウム「混和を伴う縄文時代の土器作り」を開催します。

開催期間:2014年11月29日
明治大学 研究・知財戦略機構

明治大学日本先史文化研究所シンポジウム 
「混和を伴う縄文時代の土器作り —阿玉台式土器と土器原料—」

 縄文時代中期の東関東を中心に分布する阿玉台式土器は、雲母を産しない地域でも胎土中に雲母を多く含む特徴的な土器であることから、意図的に雲母を混和したと考えられています。阿玉台式土器の混和材がどのように混和されたのかを解明するため、平成24~26年度科学研究費補助金基盤研究(C)「土器胎土からみた混和を伴う縄文土器製作システムの研究」(研究代表者河西学 課題番号24520863)として、型式学的手法、蛍光X線分析による化学成分分析、薄片による岩石鉱物組成分析などを用いて研究を行ってきました。これらの研究成果とともに土器原料と関連性が高い粘土採掘坑や住居跡内粘土塊・貯蔵砂などを合わせて縄文時代の混和を伴う土器作りについて考えたいと思います。                      
 河西 学(明治大学日本先史文化研究所研究推進員)

日 時  2014年11月29日(土)9:50~17:30 (9:20受付開始)
場 所  明治大学リバティタワー 15階 1153教室
       (東京都千代田区 神田駿河台1−1)
参 加  一般参加可能  参加費・資料代 無料
人 数  先着100名

発表内容
9:50~10:00 開会挨拶・趣旨説明
10:00~10:40 阿玉台式土器の型式学的な地域性について(塚本師也)
10:40~11:20 岩石鉱物組成からみた阿玉台式土器の土器作り(河西 学)
11:20~12:00 ガラスビード/蛍光X線法による土器の元素組成分析(市川慎太郎・中村利廣)
13:00~13:40 化学組成からみた阿玉台式土器の土器作り(松本建速)
13:40~14:20 前付遺跡出土の土器貯蔵砂・粘土塊などについて(櫛原功一)
14:20~15:00 多摩ニュータウンにおける粘土採掘坑と土器作り(山本孝司)
15:10~15:50 縄紋中期南関東における土器製作システム(小林謙一)
16:00~17:30 討論

主 催  明治大学日本先史文化研究所
問い合わせ先 山梨県笛吹市石和町四日市場1566-2   
            帝京大学文化財研究所
            河西 学 電話:055-263-6441 メール:aae29890@pop21.odn.ne.jp