国際教育事務室では、交換・短期留学生の受入、交換留学生の日本語授業、正規生のビザ、学籍管理、奨学金、宿舎、イベントなど主に留学生の受入業務を担当してきました。
現在50以上の国・地域から年間約1,900名の留学生を受け入れているため、様々な対応に追われる日々ですが、本学が提供する教育を通して学生たちが成長し、その後の人生にプラスになっていると実感した時が、職員としてのやりがいを感じる瞬間です。
例えば、昨年まで担当していた「日本語短期研修プログラム」という本学独自の教育コンテンツがあります。これは、2週間という短期間でも、日本語や日本文化を学びたい約50名の留学生が本学に集結して行われます。このプログラムの参加者自身が本学に交換留学という形で戻ってきたり、本学でのプログラムがきっかけとなり、本格的に日本語を勉強し、日本の大学院への進学を考えるようになった参加者もいました。また、留学生を支援するサポーターとして参加してくれた日本人学生から「一気に50名の友人が世界中にできたことは、何にも代え難い経験です」という言葉を聞いたときは、日々の苦労が報われた瞬間でした。さらに、参加者限定のFacebookグループページでは、世界のどこかで参加者同士が再会を果たしている様子が年に数回アップされます。たった2週間のプログラムでも、その後も続く交流の場を提供できたこと、そして明治での学びの経験がその後の人生に少なからず影響を与えていることを目の当たりにして、教育に携わることの責任を感じると同時に、「本学の教育・研究の質をさらに高めるために、一層精進しなければ!」という自分自身への活力にしています。