研究・知財戦略機構 学内フォーマット集
都市近郊の大学農場とその周辺の里山を活用した保全教育の展開
研究課題名 | 都市近郊の大学農場とその周辺の里山を活用した保全教育の展開 | ||
研究種目等 | 基盤研究 (B) | ||
研究概要 | (研究実施計画) 本年度は2年目なので,各研究者が分担された課題を個別に取り組みながら,メール等で成果をすばやく共有できるように行っていきたい。 1.谷戸の気象 土地の借用をめぐって遅れていたがようやく気象ステーションによる測定が開始できたので,これを継続し,夏,冬の谷戸の気温の分布を測定する。 2.地形 農場建設のための測量成果を待って再検討する。 3.動植物調査 埋土種子集団,中型哺乳類,ホトケドジョウ,タマノカンアオイ,の調査を行う。 4.アンケート 昨年度の聞き取り調査の結果を受けて,古老の自然とのかかわりをさらに解明するとともに,黒川の市街化区域の住民,新興住宅地はるひ野の住民,開発されて40年が経過する多摩ニュータウンの住民にアンケートを行って自然とのかかわりを比較する。 5.空間認識 里山の空間を住民がどのように認識しているかを明らかにする。 6.保全教育のプログラム 保全教育のプログラムを黒川をフィールドにして実際に作ってみる。大学生を対象とし,体験してもらって感想を聞く。 7.里山保全活動の際に消費するカロリーの測定 里山保全活動の際に消費するカロリーについて実測し,里山と健康について考察する。 8.保全教育 これまでの教育学の中で保全教育がどのように扱われてきたか整理する。あわせて,黒川周辺の多摩丘陵で行われている保全教育を視察し,分類する。 成果は,ICLEEなどで発表し,ランドスケープ研究などの学会誌に投稿する。 |
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研究者 | 所属 | 職 | 氏名 |
農学部 | 教授 | 倉本宣 | |
補助金額(千円) ※直接経費のみ |
6,500 | ||
研究期間 | 2005.4~2008.3 | ||
リンク |