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社会連携・社会貢献

フランス印象派音楽の魅力—ドビュッシー生誕150年—  レクチャー&コンサート

開催期間:2012年07月28日
明治大学 社会連携事務室

19世紀の後半、西洋音楽は爛熟したロマン派の調性の拡大と崩壊への反動として、東洋やアフリカ、アジアの音楽への関心が高まり、音楽と美術の融合などが新しい時代を迎える。音楽の優位がドイツからフランスに移っていく時代となる。東洋的な絵画から影響を受けたフランスの作曲家ドビュッシー(1862~1918)が全音音階や中世の教会旋法などを用いて、色彩感のある「印象派の音楽」を生み出した。ドビュッシーはストラヴィンスキー、バルトークとともに現代音楽の扉を開いた重要な作曲家であり、ピアノを始め室内楽、歌曲、オペラ、管弦楽曲の作品において、多彩に満ちた音と響による作品を残した。レクチャー&コンサートでは、ドビュッシーの作品を第一線で活躍するピアニストとヴァイオリニストの演奏でじっくりと鑑賞する。

プログラム(予定)
■前奏曲集より「沈める寺」「亜麻色の髪の乙女」「花火」
■映像より「水に映る影」「ラモーをたたえて」「運動」「葉末を渡る鐘の音」「そして月は荒れた寺院に落ちる」「金色の魚」
■版画より「雨の庭」
■喜びの島
■ヴァイオリン・ソナタ

日 時 2012年7月28日(土)14:00~15:30(13:30開場)
開 場 明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン3階アカデミーホール
料 金 一般:2000円 明大生、リバティアカデミー会員:無料 
申 込 事前予約制です。(全席自由、先着500名)
     「リバティアカデミー事務局」までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423
     https://academy.meiji.jp/course/detail/670/

【講師紹介】
白石 隆生 (シライシ タカオ)
尚美学園大学ピアノコース主任教授
桐朋学園大学卒業・ウィーン国立音楽大学卒業。オーストリア政府給費留学生。ウィーン・フォルクスオーパー専属副指揮者。ピアニスト・指揮者としてウィーン・フィルの首席奏者や名歌手たちと世界各国で成功を収める。著作・翻訳・CD多数。外務省派遣の文化親善使節、各種コンクールの審査員(長)を歴任。現在、尚美学園大学教授・同大学院教授、東京音楽大学大学院講師。湘南室内合奏団代表。ウィーン名誉金章受賞。

篠崎 功子 (シノザキ イサコ)
ヴァイオリン
桐朋学園大学卒業。日本音楽コンクール第1位、レウカディア賞受賞。海外派遣コンクールで安宅賞受賞。パガニーニ国際コンクール第3位。フランスに留学。18歳でリサイタルを開き、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーなどの協奏曲を主要オーケストラと共演。米国、南米、ヨーロッパ、中国、東南アジア、豪州で活躍、国際的な評価を得る。現在、桐朋学園大学教授、東京音楽大学講師。

鵜木 日土実 (ウノキ ヒトミ)
ピアノ
ウィーン国立音楽大学を最優秀賞で卒業。ロンドンで研鑽を積む。ベートーヴェン国際ピアノコンクール入賞。ヨーロッパ、中南米各国のリサイタルで成功を収める。ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、ウィーン室内合奏団、大阪フィル、新星日響、東京シティ・フィル、九響、関西シティ・フィル、N響メンバーらと協奏曲や室内楽で共演。CD「ショパン練習曲集」は内外で高く評価される。北九州市民文化大使、尚美学園大学講師。

小沢 麻由子 (オザワ マユコ)
ピアノ
東京芸術大学卒業。同大学院を経てパリ・エコールノルマル音楽院を卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員としてさらに研鑽を積む。フランスを中心にオーストリア、ギリシャ、キプロスなどで数々のリサイタルを行う。第5回ソフィア国際コンクール優勝。CD「小沢麻由子playsショパン&ラヴェル」と「「小沢麻由子plays前奏曲集」を好評発売中。平成22年度青山音楽賞受賞。現在、沖縄県立芸術大学専任講師、尚美学園大学大学院講師。

お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局
駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp