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社会連携・社会貢献

安全・安心【生田キャンパス地域産学連携研究センターOPEN記念講座】

開催期間:2012年11月23日~2012年11月23日
明治大学 社会連携事務室

登尾 浩助登尾 浩助

北野大北野大

明治大学では教育と研究に並ぶ第三の柱として社会貢献を掲げ、大学が持つ様々な知的資産を社会に開放し発信しています。
この度生田キャンパスに「地域産学連携研究センター」が開設されました。これを記念して「安全・安心」をテーマにしたオープン講座を開講します。これを機会に今後2013年4月から本センターで「教養・文化講座」や「オープン講座」を開講したいと考えております。地域の皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げております。/明治大学社会連携機構

第1部講演 【安全な食料を安定供給するための農地】 登尾 浩助
私たちが日頃摂取する食物の多くは、農地で栽培された作物や牧草がもとになって作られます。我が国では、安全な食料を安定して供給するために、農地に対して様々な取り組みがなされています。その一例として、高度成長期に始まったほ場整備事業によって、安全な食料を安定的に供給する基盤が整ってきています。津波の被害に遭ったほ場整備された水田の一部では、いち早く栽培が再開されています。本講義では、安全な食料の安定供給に向けた取り組みを紹介します。さらに、放射性降下物で広範囲に汚染された農地での除染に向けた取り組みについても紹介します。

第2部講演 【安全・安心な社会を目指して】 北野 大
20世紀は安全を求めた世紀でした。21世紀は「安全が確保され、人々が安心して心豊かに、質の高い生活を営むことのできる国にすること」が望まれます。
「安全とは科学技術に裏付けされた客観的なもの、安心とは自らの理解と納得に基づく主観的なもの」といえます。
本講義では最近起きた種々の製品や施設の事故を安全学の考え方から検証し、次に安全と安心を結ぶ架け橋であるリスクコミュニケーションについて講義します。


日 時 2012年11月23日(金)13:00~16:00(12:30開場)
開 場 明治大学生田キャンパス 地域産学連携研究センター地階 多目的室
料 金 無 料
申 込 事前予約制です。(全席自由、先着100名)
     「リバティアカデミー事務局」までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423
     https://academy.meiji.jp/course/detail/957/

■生田キャンパス 小田急線「生田」駅南口徒歩10分
会場 地域産学連携研究センター地階 多目的室

【講師紹介】
登尾 浩助 (ノボリオコウスケ)
明治大学農学部教授
1955年愛媛県大洲市に生まれ、1981年 愛媛大学農学部農業工業課卒業、1967年鳥取大学大学院農学研究科修了、1995年 米国テキサスA&M大学大学院Ph.D.課程修了(Ph.D.取得)。カナダ、アメリカでのポストドク、岩手大学助教授を経て2007年4月より現職。専門は、土壌物理学 環境物理学。研究テーマは、土壌・接地気層中における物質とエネルギー輸送の測定とモデリング。2005年度土壌物理学会学会賞(論文賞)受賞。

北野 大 (キタノ マサル)
明治大学理工学部応用化学科教授兼理工学研究科新領域創造専攻安全学系
1942年東京都生まれ。1965年明治大学工学部工業化学科卒業。1972年東京都立大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。(財)化学物質評価研究機構企画管理部長、淑徳大学教授を経て2006年4月より現職。経済産業省化学物質審議会委員及び産業構造審議会委員。環境省中央環境審議会委員。専門は環境化学、リスクコミュニケーション。2004年度日本分析化学会技術功績賞受賞、2006年度環境科学会学会賞受賞。

お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局
駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp