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学生相談室

「相談室の窓から」~中野新キャンパス~

2013年10月21日
明治大学

中野新キャンパス

                                        学生相談室 相談員
                                         国際日本学部 専任講師 小森 和子

2013年4月に、明治大学では4番目のキャンパスとなる中野新キャンパスがオープンしました。この新しい中野キャンパスにも、学生の皆さんの声に耳を傾けるべく、学生相談室が設置されています。今回は、この中野キャンパスの学生相談室を少しご紹介したいと思います。

まず、中野の学生相談室の特徴的な点として、英語による対応を行っているということが挙げられます。具体的には、臨床心理士が英語で学生の相談を受けたり、行事の告知を日本語と英語の両方で行ったりしています。国際日本学部には英語で学位を取るコースが設置されており、英語での意思疎通を希望する留学生がいます。また、英語によるサポートを希望する留学生も在籍しています。こうした留学生は日本語の習得に日々努力していますが、自分の個人的なことを話すときには、やはり自分の意思を伝えやすい言語を使いたくなるものです。こうした留学生のニーズに応えるべく、学生相談室には英語に堪能な臨床心理士が配置されており、留学生の話に耳を傾けています。また、学生相談室では、学生の皆さんに相談室を身近に感じてもらうために、様々な行事の企画と実施を行っていますが(今年の前期は、浴衣の着付け教室や風呂敷の包み方教室など、クールジャパンを意識した行事を行いました)、こうした行事の告知も、できる限り、日本語と英語の二つの言語で行うようにしています。

また、中野キャンパスは、大学の敷地と外を隔てる門や壁がないというのも、特徴の一つです。大学内の施設の一部は一般市民の方々にも開放されており、地域とのつながりが感じられるキャンパスです。ところが、誰でも気軽に入れるキャンパスであることが影響してか、カルト集団の勧誘を行う者などがキャンパスの回りで、学生に声をかける姿が目撃されています。学生相談室には、こうした勧誘に乗ってしまったと、駆け込んでくる学生もいます。学生相談室では、学生の話を聞き、関係部署と連携を取りながら、迅速に対応しています。また、学生から聞く話しは、貴重な情報源ですので、情報を蓄積し、今後の対処法に役立てたいと思っています。

これからも、中野キャンパスの学生相談室は、少しでも皆さんの身近な存在となるべく、色々な企画や活動を行っていきます。後期はさらに新しい試みにも挑戦する予定ですから、気軽に足を運んでみてください。