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学生の皆さんへ|インターンシップ体験者ホンネ座談会
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  2004年度にインターンシップを体験した学生さん3人にお集まり頂き,自分自身のインターンについて振り返って話し合ってもらいました。「インターンシップって実際のところどんなものなのか?」「インターンシップに参加しようと思っているけど,今一歩踏み出せない。」そんな人は,体験者たちの「生の声」の中からインターンシップを成功させるヒントを探ってみましょう。  
   
 
杉田 祥恵 山崎 理史 渡邉 絵衣子 横内 雄介
司会
杉田 祥恵 山ア 理史 渡邉 絵衣子 横内 雄介
政治経済学部 経営学部 経営学部 教務課インターンシップ担当
【インターン実習先】 【インターン実習先】 【インターン実習先】
大阪府議会議員 森山ひろゆき事務所 株式会社映像システム 株式会社アート銀ぶらドットコム
 
   
 
インターシップに参加したきっかけは?
山ア 結構周りの人がインターンをやり始めていて,僕自身気になっていて,ゼミの先生に聞いたら,大学の教務課で紹介していると聞いて申し込みました。
司会 結構まわりでやっている友達は多かったんですか?
山ア 僕の周りでは多かったですね。社会を知るいいきっかけになればと思って申し込みました。
杉田 杉田 祥恵私は夏休みに何をしようか考えていて,教務課の掲示板を見て,このインターンシップの存在を知りました。たまたま実習先の「森山ひろゆき事務所」の森山さんの名前を知っていたので,参加してみようと思いました。森山さんという人に惹かれたのがインターンシップ参加のきっかけでしたね。実習地が大阪でちょっと遠いかなとも思ったのですが,夏休みだし,行ってみようと。
渡邉 私は,企業が何をしているのか自分の眼で見たかったというのがきっかけでした。もともとサービス業に興味があったので,「アート銀ぶらドットコム」に興味を持ち,参加を決めました。
 
   
 
インターンシップ実習中の仕事内容は?
杉田 議員さんの行くところについて回るというのが基本でした。ただ,それだけでは自分自身少し物足りないし,森山さんが何かやりたいことはないかと聞いて下さったので,自分からやりたいことを提案しました。
司会 どのようなことを提案したのですか?
杉田 災害対策マニュアル私は行政学が専攻なのですが,災害時の行政の対応に関心があったので,その話を森山さんにしたら,森山さんのネットワークを活かして,大阪府庁,消防署,警察署,NPO団体,その他いろんな方々のお話を聞く機会を提供してもらえました。その中で災害時の対応マニュアルを見せてもらったり,また,そこには書かれていない貴重なお話もたくさん聞かせてもらえました。
司会 ちょうど,学部やゼミで勉強している行政学とリンクした形でインターンシップが進められたのですね。
杉田 そうですね,自分の興味のあるテーマに対して,学ぶことも出来たのでとてもよかったなと思っています。
渡邉 私はアートスクールの日程表の作成や骨董品,焼き物のオークションの見学をさせて頂きました。
司会 オークションっていうのは,テレビで見るような「○○万!」と掛け声の飛ぶような感じなのですか?
渡邉 渡邉 絵衣子そうですね,金額の単位もかなり大きくて,普段と全く違う世界を垣間見れた感じでしたね。また,アートスクールで絵の勉強をされている生徒さんとお話する機会もありました。生徒さんと言っても社会人の方なのですが,そういった方々とのお話もとても興味深かったですね。
山ア 私は営業をやりました。最初のうちは先輩について取引先を回っていました。アポイントメントの取り方や,電話でのマナーなども習いましたね。実習の後半では,一人でアポをとって取引先に回っていました。
司会 実際,一人で営業をしてみてどうでしたか?
山ア 専務クラスの方に一人で営業に行ったこともあったので,最初はとまどいましたね。しかも取引先の会社のことをよく調べずに行ってしまって,会話が噛み合わないという失敗もありました。営業の前には,よく相手の会社について調べなければいけないなと痛感しました。
司会 調べるというのは大切なことですよね。営業先に限らず,自分のインターンの実習先についてよく調べることも大切だと思いますよ。実習先のことをよくわからないままインターンシップに参加するのと,実習先のことをよくわかった上で,参加するのでは,身につくものも大きく違いますからね。
営業をやってみて,イメージと違ったことなどはありましたか?
山ア 山崎 理史営業というとひたすら取引先を回って,見積もりを出して,の繰り返しというイメージだったのですが,実際は相手が今,何を必要としているのかを聞き出し,それにあったシステムをいかに提案できるかが重要なのだということがわかりましたね。
司会 いわゆる提案型営業というものですね。学生のうちにそういうことを学んだのはとても貴重なことだと思いますよ。
 
   
 
職場の雰囲気は?
渡邉 私の実習先の会社は2000年に設立されて,まだそれ程規模の大きくない会社だったので,職場の雰囲気は家庭的な感じでしたね。その距離感の近さに驚きました。
山ア 全景僕の実習先の場合,セクションごとに分かれていて,中にはお話する機会のない方もたくさんいました。そもそも会社は組織なので,それは当たり前なのかもしれませんが,でも,そのような中にもコミュニケーションを大切にしているという雰囲気はありましたね。朝には朝礼があり,また一日の終わりには「ホウレンソウ」を徹底させていました。
司会 「ホウ・レン・ソウ」,「報告・連絡・相談」ですね。
山ア はい,コミュニケーションの大切さは徹底的に植え付けられましたね。
杉田 職場というか,私の実習先は議員事務所なのですが,いろんな方が集まって,人のパワーがみなぎっているなと感じました。そこに集まってきている森山さんの後援者の方などに,いろいろなお話やアドバイスなどを頂く機会も多かったので,それもためになりましたね。
 
   
 
実際に働いてみて、予想と違ったことは?
山ア 自分は意外に営業向きだと思ったことですかね。
司会 営業向きというと?
山ア さっきも少し話したのですが,営業には「押せ押せ」なイメージがあって,でも実際は相手のニーズを探ったり,価格を決めるために資料を集めたりなど,緻密な作業もかなり重要で,実習が進むにつれて楽しくなってきて,自分は営業向きなんじゃないかと感じましたね。
司会 営業は,とにかくしゃべって契約をとってくるものだというイメージを持っている学生が結構多いですよね。
山ア そうですね。やっぱり仕事の実態って,実際に体験してみないと見えてこないですからね。あと,映像を扱う会社だということもあって,営業におけるビジュアルを活用したプレゼンテーションの大切さを教えられましたね。話しや文字ばかりでなく,図や視覚効果などのビジュアルを使ったプレゼンがいかに重要かということを学びました。営業は思った以上に奥が深かったです。
杉田 私は議員の仕事ってこんなに忙しいのかと改めて驚きましたね。私は実習中,森山さんのお宅にお世話になっていたので,特にそれがよくわかりました。朝,駅前でビラを配ることから始まって,いろんな人に会って,ずっと飛び回ってて,ホントに休みがない。議員の仕事はタフじゃないとできないなと感じましたね。
渡邉 渡邉 絵衣子私が意外だったのは,さっきの山アくんの話と反対になっちゃうんですけど,会社の中で仕事はもっと分担してやっているのかと思っていたんですよね。でも実際は一人の人がかなり多岐に渡る仕事をしていました。例えばある方は,画材の発注から,顧客のリストの作成,HPの更新まで,すべて一人でやっていました。一人当たりの仕事の幅広さに驚きましたね。
司会 ええ,まだ新しい会社ですし,従業員の数もそれほど多くないので,一人当たりの仕事の幅も裁量も大きいのでしょうね。
渡邉 社員の方も忙しいけど,やりがいがあると言っていましたね。
 
   
 
インターンシップ実習中に苦労したことは?
山ア 僕は営業をする上で,扱う製品についての技術的な知識が無かったので,その点が苦労しました。営業でも技術的な知識がいるのだなと痛感しましたね。
杉田 杉田 祥恵私は事前にやりたいことがある程度決まっていて,森山さんに,それに関連する方々のお話を伺う機会を与えてもらったのですが,いざとなると,その人に何を聞いたらいいのかわからなくて苦労しました。せっかく忙しい時間を私のために裂いてくれているのに,一般的な質問しかできなかったり,今ここでしか聞けないことを聞き出すことができなかったりして,そのことに対して,自分の中で葛藤がありましたね。でも,聞き方・話し方について森山さんのアドバイスを頂いて,実習が進むにつれて徐々に改善していけました。
 
   
 
インターンシップ実習中のエピソードは?
杉田 森山さんの家に部屋を用意して頂いて,そこでお世話になったことですね。その部屋は森山さんが議員活動を始めた頃に事務所として使っていたところだそうで,スタート地点のお部屋に泊めてもらえて感慨深かったですね。それから森山さんの友人のボスニアから来た方も,別の部屋に一緒に泊まっていて,現地の貴重なお話がたくさん聞けました。
渡邉 私は実習先の企業の会長さんとお話しする機会があったことです。学生生活の中で,なかなか企業のトップの方と直接お話できる機会ってないですし,一言一言に重みがありましたね。
山ア 全景僕は飲みの席で会長さんに怒られたことですかね(汗)怒られるっていっても本気のお説教ではなかったですが。企業のトップの方からお説教を受けるっていうのも,なかなかできない貴重な経験だと思ってます(笑)
 
   
 
インターンシップを体験して、自らの学生生活に変化は?
渡邉 このインターンで,責任感の重要さを感じて,例えば,アートスクールに入会を希望する方が電話をかけてくるのですが,その電話の応対にしても自分自身はインターン生でも,かけてきているお客様にとっては,その会社の人という認識なのだし,自分が会社の顔なのだと考えると責任を感じます。それもあって,きちんとしたビジネスマナーを学ばなきゃと思って,今,秘書検定の勉強をしているのですよ。
山ア 僕は,さっき話したプレゼンの話でもそうなのですが,相手にものを伝えることの大切さを実感しまして,相手が理解しやすいものの伝え方をゼミの発表の中でも試行錯誤しています。図やデータや視覚効果を駆使して,いかに相手にわかりやすく伝えるかを工夫するようになりました。
司会 相手にわかりやすくものを伝えるということは,営業だけでなく何をする上でも基本となることですよね。
杉田 全景私は今ゼミの活動で千代田区に政策提言しようという試みを実施していて,行政の人との話し方など,インターンで学んだことを活かしながら体当たりしています。
司会 横内 雄介インターンの経験を自分自身の生活にフィードバックできるかできないかが重要ですよね。ただ経験しただけで終わってしまうか,何か次のステップに活かせることができるかで,全く違うと思いますよ。
杉田 ええ,私も次のステップにつなげることで,自分の可能性を広げていければと思っています。
 
   
 
これからインターンシップをしようとしている後輩たちにメッセージを!
渡邉 インターンシップは学生にとっての特権だと思うので,活かさない手はないと思います。自分の進路を実際に決める前に,色々な仕事が経験できるというのは「インターン生」という身分で企業の中で仕事をさせてもらえる,学生の特権だと思うので,もっともっと活用して欲しいですね。
杉田 インターンシップで得られる出会いと発見は,必ずその人のそれからの原動力になると思います。出会いは人生の財産だと思いますし,逆に言えば積極的に動かないと出会いは得られないと思います。インターンシップは積極的に外に出て行く手段のひとつだと思います。皆さんも是非一度体験してみて下さい。
山ア 体験者3人僕がこのインターンシップで一番感じたのは,インターンで社会を擬似体験して,誰よりも先に恥をかくこと,その恥をプラスに作用させることが大切だということです。社会に出てから恥をかいたら信用問題や致命傷にもなりかねないので,恥は早いうちにかけ!ということで(笑),後輩の皆さんにはインターンシップをお勧めしますね。
 
     
インターンシップを体験した学生さんの座談会はいかがでしたでしょうか?3人にはざっくばらんに語ってもらいましたが,インターンシップを体験したことによって,大きく成長したことが感じられるものだったのではないでしょうか?
特に,働くこと,または自分自身の適正に対するイメージや先入観が大きく変わったことがわかります。例えば,山ア君は,営業に対するイメージが大きく変わり,自分は営業に向いているかもしれないと,新しい可能性を発見しています。
さらに,インターンでの経験を次のステップに活かし,自分の可能性を広げていっていることもわかります。杉田さんは,インターンでの経験がゼミでの研究テーマとリンクし,千代田区への政策提言という形で,次のステージへとつながっていっています。
渡邉さんは「インターンシップは学生にとっての特権」と言っています。インターンシップは将来のキャリアを考える上で,学生ならではのかなり有効な手段といえるでしょう。みなさんはどのように感じたでしょうか?ご意見・ご感想をお待ちしています。(横内)
   
>> 2005年度の座談会の様子はこちら
 
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