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明治大学史資料センター第2回企画展 「モノクロ時代の明治大学—昭和30年代キャンパス」展の開催ついて(2008年6月)

Information

昭和30年代というべきか,1955年から10年間というべきかはともかく,この時期は戦後の日本にとって,ひとつの大きな記念すべき画期といってよい。それは一言でいえば「モノクロ時代」というべきでしょう。色彩に例えれば郷愁を帯びたセピア色ではなく,また華麗なカラーでもありません。そこにある黒と白の対照からは夢と未来がかいまみえるようです。と同時に何か不信と不安がよぎることもありました。この内訳を時間に照らせば,復興を目指した30年代はじめ,そして明確なビジョンを掲げて歩みはじめた中ごろ,それが一層広がるとともに紛争・公害などが指摘されはじめた後半といった区別や段階となるようです。しかしいずれにしても,この時期は今日の日本・現在の私達の原点となったことは確かです。このモノクロ時代を明治大学,とくに学生を中心として素描することにつとめました。さまざまな想いと立場でご覧いただければ幸いです。

展覧会の概要
日時 2008年6月6日(金)~6月29日(日)
会場 アカデミーコモン地下1階 博物館特別展示室
入場無料
明治大学駿河台キャンパスへのアクセスはこちら
パンフレットはこちら(1.22MB)

1958年 駿河台キャンパス 1958年 駿河台キャンパス