このたび、『明治大学史紀要』第9号(2005年3月刊・頒価800円)を刊行しました。今回の特集テーマは、前号に引き続き尾佐竹猛(おさたけ・たけき、1880-1947)です。
尾佐竹は1899(明治32)年、明治法律学校(明治大学の前身)を卒業後、司法官として活躍します。
そのかたわら、明治維新史・法制史・憲政史・文化史研究者として多数の論文・著書をまとめ、日本の史学研究において大きな足跡を残しました。
また1932(昭和7)年の明治大学専門部文科(文学部の前身)再興に深く関わり、初代専門部文科長に就いています。
当センターでは2003年から、尾佐竹の多岐にわたる活動に照明をあてることを目指し、共同研究を実施してきました。その成果を今号と次号の2回にわたり特集します。
尾佐竹は1899(明治32)年、明治法律学校(明治大学の前身)を卒業後、司法官として活躍します。
そのかたわら、明治維新史・法制史・憲政史・文化史研究者として多数の論文・著書をまとめ、日本の史学研究において大きな足跡を残しました。
また1932(昭和7)年の明治大学専門部文科(文学部の前身)再興に深く関わり、初代専門部文科長に就いています。
当センターでは2003年から、尾佐竹の多岐にわたる活動に照明をあてることを目指し、共同研究を実施してきました。その成果を今号と次号の2回にわたり特集します。
目 次
(論文)
渡辺 隆喜 民権結社の成立と地方民会論
山泉 進 裁判と事件と歴史
—「裁判事件史」開拓者としての尾佐竹猛—
長沼 秀明 明治文化研究会をつらぬく駿台学の系譜
—尾佐竹猛の明治文化研究の歴史—
飯澤 文夫 書誌調査からみた尾佐竹猛
—明治大学での事蹟を中心に—
(インタビュー)
渡辺 隆喜 尾佐竹猛と草創期文科専門部
(大学史ノート)
村上 一博 宮城浩蔵の法学士号(リヨン大学)取得論文