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「今こそ、明治の時代」

学長 納谷廣美 二極化されていた冷戦時代を終え、現在、アメリカによる大国主義が全世界で、しかも諸分野で浸透しつつある中で、各国は自らの将来、自らの役割を模索しております。たとえばヨーロッパ諸国はEUという枠組みの中で、独自の戦略を展開しています。またアジア諸国においても、中国を中心に新しい動きがある一方で、その周辺諸国も自らの、または共通した課題を抱えて組織化をはかろうとしています。アフリカや中近東、さらには中南米の諸国も自らの将来を語り、独自の方向性を見出そうとしています。このような状況の中で、日本は、どのような役割を演じようとしているのでしょうか。一段とグローバル化が進展している今日、わが国が明治維新や戦後改革に匹敵するレベルの「第三番目の開国」を求められていることは間違いないことであり、換言すれば、それは日本に対し、世界という大舞台において独自の役割を示し、そして演じる責務を担うことを求めているといえましょう。「島国育ち」の制度やルールを学び、そしてこれを墨守するだけでは、活路を見い出すことができません。日本の中で育った伝統や文化は大切にするが、他方で旧弊を打破して、新しいモデルを構築することが求められています。今こそ、若者の創造力に期待するところが多大な時代にあるといえます。

 このように社会の質的転換期をむかえて、わが国は「官から民へ」というスローガンのもと、新しい「国造り」について民意に活路を求めようとしています。幸い、明治大学は若き法律家三名が「個」を認め、「個」を守り、「個」を成長させるために創設した学校でありますから、「今こそ、明治の時代」といえます。

 明治大学は、社会の新しいニーズに対応しつつ、将来に備えて大学改革を推進しております。学生諸君が本学の建学理念である「権利自由」「独立自治」を指針とし、自らの夢を語り、育て、そして自らが世界で活躍する道を見出してほしいと願っています。

学長 納谷廣美
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