特別招待校友の各年次を代表して、各界で活躍されている6名の方々からメッセージをいただきました。
例年は記念式典においてご挨拶いただいておりましたが、今年は動画形式でお届けいたします。プロフィール紹介と併せてご覧ください。
写真をクリックするとメッセージ動画が流れます。
元新潟県三条市長
株式会社スノーピーク 社外取締役
株式会社髙儀ホールディングス 元代表取締役社長(現取締役)
・1971年 株式会社髙儀 代表取締役社長
・1985年 三条金物卸商組合 組合長
・1988年 三条貿易振興会 会長
・1999年 三条市 市長
・2013年 株式会社スノーピーク 社外取締役(監査等委員)(現)
・2017年 株式会社髙儀ホールディングス 取締役(現)
入学して最初の授業がドイツ語でした。先生は教科書と辞書をポイと教卓の上に置いて、「今年卒業した君達の先輩は不況の為に、ワンランク、中にはツーランク下げて就職していった。長い目でみると、その人達の中から、企業や業界の改革者が出るのだ。」と言われました。私は逆境にもめげずに、与えられた運命を甘受し、その中で全力をつくせ!と教えられた気がしました。卒業して60年、幾度となく、その言葉に励まされ今日があります。只只感謝あるのみです。
脚本家
明治大学卒業後、竜の子プロダクションを経て、今村昌平監督の脚本助手等を務め、映画「復讐するは我にあり」等に携わる。30代前半に脚本家として独立。大河ドラマ「太平記」や「イエスの方舟」、「協奏曲」、「聖徳太子」、「夏目漱石の妻」、「帽子」等を書く。現在、大河ドラマ「麒麟がくる」を執筆。
2009年紫綬褒章受章。2017年旭日小綬章受章。
大学在学中は、演劇研究会で芝居ばかりやっていたような気がします。それが今の仕事につながっているのですが、三年になって近代日本政治思想史の橋川文三先生のゼミに入り、少しだけ本来の政治の勉強をしました。卒業時に先生から、一生かけて個と国家の関係について考えなさいと言われ、ドラマを書く現在も絶えずその言葉が気になっています。芝居も良かったけれど、本当に自分の糧となったのは、先生のその一言だったと、痛感しています。ドラマは個を描きますが、その背景に必ず国の姿が在るからです。
今でも、お茶の水の大学周辺を歩くととてもなつかしい。生まれ育った所を故郷(ふるさと)と言いますが、明治大学は少なくとも育った場所だという思いがあります。半分故郷なのです。
株式会社大和総研ホールディングス 元代表取締役社長(現顧問)
スルガ銀行株式会社 取締役
光ビジネスフォーム株式会社 顧問
株式会社シー・エス・エス 顧問
学校法人明治大学 評議員
・1980年 大和証券に入社し、日比谷支店にて営業マンとして活動開始。
・1999年 大和証券と住友銀行(現三井住友銀行)の合弁会社にて、上場会社の資本政策、M&A、IPO案件を担当。
・2009年 リーマンショック後の環境下、営業本部長、副社長として活動。
・2016年 シンクタンクの大和総研社長へ就任し4年間活動。
・2020年 社長を退任し顧問就任、現在に至る。
我が明治大学は、「頭脳」明晰、「心」清々、「胆力」抜群、本当に気の良い仲間に恵まれた最高の大学です。「研究型大学」への変貌を目標にして、その実現のための具体的プログラムを着実に実行していくことを期待しています。
学生時代は、校友の皆さんに誇れることは全くないが、楽しかったことは多すぎて語れないほど。何をやっても楽しかったと言うべきか。愉快な仲間との時間をエンジョイしすぎた学生時代です。幸い、明治大学の校風と大変よく似た企業文化を持つ「大和証券」へ入社したため、学生時代の延長のまま、これまた愉快な仲間と仕事にチャレンジできました。
現在は今までの経験を生かし、地域金融機関の社外取締役として、経営のチェック機能をはたしている他、大和総研ホールディングス顧問、上場会社(製造業)、非上場会社(システムエンジニアリング)の顧問として、経営者へのアドバイスを実行中です。
JRA調教師(日本中央競馬会)
・1990年(平成2年) 農学部卒業。同年、競馬発祥の地 英国へ競走馬の勉強の為留学。
・1992年 帰国後の同年4月、JRA競馬学校入学、同年10月卒業。美浦トレーニングセンターの厩舎スタッフとなる。
・2002年 調教師試験合格
・2003年3月 久保田厩舎開業
・2007・2009年 優秀調教師賞 受賞
私はJRAで調教師をしています。主な仕事は、オーナーから馬を預かりそれぞれの馬に合わせたトレーニングをし、個性・適性を見極めてレースを選択することです。
競走馬もアスリートです。トレーニングやレースで、疲労やストレスも人間同様あります。馬はしゃべることが出来ないので、馬が出すサイン(表情や仕草)を見て判断します。毎日良く見ていないとわからないので見逃さない様、日々気を付けています。
G1レースと呼ばれるレースで優勝することが目標ですが、まずは全ての馬が無事にレースを終えてくれる事が一番です。
明治大学を卒業して30年経ちましたが、ふと明治大学という名前を見聞きすると気になりますし、学生時代を思い出します。これからも私達OB・OG、又、現役の学生が誇れる大学であり続けて下さい。
2004年アテネオリンピック体操男子団体金メダリスト
朝日生命体操クラブ 総監督
・1996年 アトランタオリンピック出場
・2000年 シドニーオリンピック出場
・2004年 アテネオリンピック出場(体操男子団体 金メダル獲得)
・2013~15年 オーストラリア代表として世界選手権出場
・2016年 朝日生命体操クラブ 総監督就任
五輪の金メダルを目標に始めた体操ですが、大学の時も体操中心の生活でした。なかなか大学に出席できませんでしたが、先生方、校友の皆様に支えて頂き、大学を無事卒業する事ができ、結果、目標の五輪金メダルをとる事ができました。皆様に感謝しております。
現在は朝日生命体操クラブの総監督として、女子体操の強化に携わっています。これからも応援よろしくお願い致します。
2012年ロンドンパラリンピック100m背泳ぎ金メダリスト
・2010年 法学部法律学科卒業
・2013年 大学院法学研究科博士前期課程修了後、グラクソ・スミスクライン株式会社に入社。現在はセールストレーニング部で社内研修等を担当。
今年はコロナウイルス感染拡大の影響で、学内でのホームカミングデーの開催は残念ながら中止となってしまいましたが、このような形で、大好きな母校明治大学と繋がりを持つことができ、大変嬉しく思います。
動画を撮影しながら楽しかったキャンパスライフを思い出し、久しぶりにかつての学び舎を訪ねてみたくなりました。コロナウイルスの問題が収束したら、足を運んでみたいと思います。