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  明治大学TOP > 東京国際マンガ図書館 > 米沢嘉博記念図書館TOP > 展示・イベント > アーカイブ おきあがりこぼしプロジェクト 明治大学展 100人超のマンガ家による かわいい社会支援
 
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※本展のおきあがりこぼしには、世界の平和を願い広島の折り鶴再生紙を使用しています。
チラシ ダウンロード
→表面(772KB)
→裏面(1.6MB)
主催:
 公益社団法人 日本漫画家協会
 明治大学 米沢嘉博記念図書館

監修:小田切博

企画・協力:
 起き上がりこぼしプロジェクト

協力:
 シヤチハタ株式会社
 野沢民芸品製作企業組合
 明治大学 中央図書館

後援:
 ウクライナ国立チェルノブイリ博物館
 在日ウクライナ大使館
 ウクライナ・スラブチチ市
 長崎市
 広島市

お問い合わせ:
明治大学 米沢嘉博記念図書館
東京都千代田区神田猿楽町1-7-1
TEL 03-3296-4554

■会場:米沢嘉博記念図書館1階展示室
■期間:2018年2月9日[金]〜5月20日[日]
※火・水・木曜日は休館(祝日の場合は開館)
※特別整理などで休館する場合があります。
 当館HPで確認、または開館日時に電話にてお問い合わせください。



制作:籔中博章
※展示公開当時の告知情報はこちら
展示概要
2011年3月11日に起きた東日本大震災と続く福島第一原子力発電所の事故によって、日本社会は大きな被害を受けた。震災と事故をめぐる問題は国内でマスメディアやネットを通じさまざまに語られてきたが、海外在留邦人に対しても大きな衝撃と影響を与えている。本展示が扱う「おきあがりこぼしプロジェクト」もフランスの在留邦人による復興支援活動からはじまったムーブメントである。日本に対する風評被害に揺れる2011年6月のパリでおこなわれた「東日本再生ビジョン展」開催をきっかけに2013年ファッションデザイナー、高田賢三の呼びかけで立ち上げられたこのプロジェクトは、フランスの著名人に福島県の伝統的な民芸品であるおきあがりこぼしに絵付けをおこなってもらい、この活動を通じて震災や事故に揺れる日本被災地への理解や共感をフランス社会に求める運動だった。ヨーロッパにおいてこの活動が話題を呼び、フランス国内やスペインなどでの巡回展示が決定するなかで、ひとつの目玉として2014年に企画されたのが当館での展示におけるメインとなる日本漫画家協会所属作家による「まんがこぼし」である。日本産ポップカルチャーとして抜群の知名度を持つ「マンガ」と東北の民芸品の組み合わせはこのプロジェクトがその後イタリアやウクライナへ広がっていく中でヨーロッパの人々に大きな共感の渦を巻き起こす原動力のひとつになってきた。「おきあがりこぼしプロジェクト」の東京における初展示となる本展示は、海外在留邦人と震災のかかわり、マンガ家の社会貢献といったテーマを提起するものである
*2020年10月「おきあがりこぼしプロジェクト」発起人のひとりであるファッションデザイナー高田賢三氏が新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)によりお亡くなりになられました。
謹んでお悔やみ申し上げます。
日本漫画家協会とは
日本漫画家協会は、1964年に任意団体として設立された現在活動中の団体の中ではもっとも古い歴史を持つマンガ家の職業団体である。1985年に社団法人化、2014年4月には公益社団法人として認可を受けた。2017年現在、所属会員数は1200名を超え、もっとも大規模なマンガ家の団体として社会的に活動している。主な活動としてマンガ家への健康保険等の社会保障制度の案内、各種マンガ展の主催、協力、協賛、日本漫画家協会賞の主催、所蔵資料の調査、電子化などがある。

公式サイト
おきあがりこぼし
「起き上がり小法師」とも表記。福島県会津地方に古くから伝わる民芸品。紙製の人形の底部に重りが入っており、倒しても起き上がる構造になっている。「おきあがりこぼしプロジェクト」では絵付けされていない白紙の状態のおきあがりこぼし(原材料として広島の折り鶴再生紙を使用)を使用し、これにプロジェクト参加者が直接絵付けしている。

民芸品として親しまれている、一般的なおきあがりこぼし。カウンター上に展示され、実際に手に取ってみることができた。

展示品

↑会場の様子


・「まんがこぼし」
日本漫画家協会所属作家制作のおきあがりこぼし。

・著名人制作によるおきあがりこぼし
プロジェクト発起人である高田賢三氏をはじめ、プロジェクト立ち上げ時に制作されたアラン・ドロン、ジャン・レノ、ポール・ボキューズなどフランスにおける著名人制作のおきあがりこぼし。

・各自治体首長によるおきあがりこぼし
プロジェクト巡回先の国々の自治体首長制作によるおきあがりこぼし。明治大学展では明治大学学長(当時)土屋恵一郎制作のおきあがりこぼしが加わっている。


↑おきあがりこぼしの後ろには鏡が設置され、背面に描かれた絵や模様まで鑑賞することができた。


↑画像左上から、山根青鬼、ビッグ錠、西田淑子、矢野徳、里中満智子、森田拳次、ちばてつや、ウノ・カマキリ、植田まさし、永野のりこ、やの功、バロン吉元、花村えい子
アーカイブ
各画像をクリックすると、展示詳細をご覧になれます。



明治大学中央図書館における連携展示
日時:2018年3月21日〜4月25日(3月30日は除く)、中央図書館開館時間中
料金:無料



本展示においては明治大学駿河台キャンパス、リバティタワーにある中央図書館でも連携展示をおこなった。

「マンガ」を中心とした本館での展示に対し、中央図書館では明治大学図書館が所蔵する東日本大震災、福島原発事故関連の資料を核として「おきあがりこぼしプロジェクト」のより一般的な意義性をプレゼンテーションすることを目的とした。




あわせて中央図書館スタッフのご厚意により図書館内に「東日本大震災」、「福島原発事故」にまつわる蔵書を集めた選書コーナーを設けていただいた。





二階閲覧室における関連書籍コーナー
会期中は「おきあがりこぼしプロジェクト」参加作家の作品と東日本大震災関連のマンガを集め閲覧可能とした。



関連イベント
※下記のイベント情報は、公開当時のものです。
(1):マンガ家の社会貢献としてのおきあがりこぼしプロジェクト
出演:
 ちばてつや(マンガ家、日本漫画家協会理事長)
 森田拳次(マンガ家、日本漫画家協会常務理事)
日時:2018年3月11日(日)16:00-17:30
場所:明治大学 リバティタワー9階1096教室
料金:無料

内容
 今回のおきあがりこぼしプロジェクトなどをはじめ、大きな天災や人災があったとき、マンガ家が社会活動をすることの意義。マンガ家らしい国際交流とは何か。それは作品にどう還元されていくのかなどについて、たくさんの社会活動にかかわっていらしたちばてつや先生、森田拳次先生にお話しいただきます。海外のプロジェクトなかまとスカイプでの交流も。

イベント当日、12時より当館1階受付にて入場整理券を配布いたします。
※おひとり1枚限り。座席の指定はございません。

12時〜15時30分までは当館1階にて配布、15時30分以降に残数がある場合はイベント会場前にて配布いたします。
(2):ウクライナ「マンガこぼし」顛末記
出演:
 一本木蛮(マンガ家、日本漫画家協会理事)
 倉田よしみ(マンガ家、日本漫画家協会理事)
 永野のりこ(マンガ家、日本漫画家協会理事)
日時:2018年4月7日(土)16:00-17:30
場所:米沢嘉博記念図書館 2階閲覧室
料金:無料※会員登録料金(1日会員300円〜)が別途必要です。

内容
 おきあがりこぼしプロジェクト ウクライナ展に参加したマンガ家3名に、ウクライナでのこのプロジェクトの受け入れられ方、そこから感じた思い、このプロジェクトの成しえたことなどをお話しいただきます。

※両イベントとも、会場が込み合う場合はご入場いただけないことがございます。ご了承ください。
↓イベント開催時の様子




駿河台キャンパス 〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1(代)03-3296-4545
和泉キャンパス 〒168-8555 東京都杉並区永福1-9-1(代)03-5300-1121
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