明治大学商学部が取り組む、グローバルな人材の育成プログラム「Project107」の中でも今回とくに大きな話題となっているのが、「国際ビジネス教育の新展開を目指して」をテーマに、2日間にわたって開催される国際シンポジウムです。
シンポジウム・パート1は、11月25日に開催する「国際ビジネス教育の各国事情」です。参加大学として、海外協定校であるカーディフ大学カーディフ・ビジネススクール、ブレーメン経済工科大学、アルマンド・アルバレス・ベンチアード(FAAP)大学、レンヌ商科大学の教授陣を招聘。各大学との情報交換を通じて、新たなビジネス教育プログラムの構築と、国際学術交流の促進の可能性について議論します。
翌26日に開催するシンポジウム・パート2のテーマは「ファッション・ビジネス教育の世界展開」です。インペリアル・カレッジ・ビジネス・スクール、モダルト・インターナショナル学院ファッション・マネジメント科、東華大学服飾デザイン学部、パリ商業高等大学マネジメント学部、クイーンズランド工科大学などから、ファッション・ビジネスに精通した教授陣をパネラーとして招き、海外ですでに取り組まれているファッション・ビジネスの教育プログラムやカリキュラムに関して、相互に情報交換を行います。当日は、国際的な教育ネットワーク構築の可能性について、一般の参加者も交えて広く討議を行います。
また国際シンポジウムの開催のほか、商学部の取り組みのもうひとつの柱として、「留学生交流支援プログラム」があります。ビジネス教育と言っても、ただ教室で座って聞いているだけでは身につけられる能力に限界があります。そこで学生自身が自ら動き、実践的に学ぶ場を提供するのが「留学生交流支援プログラム」です。以下の通り、それぞれ内容と交流校が異なる5つのプログラムを用意しています。
1. 都市調査に関する日中共同プログラム 交流校:上海・東華大学 |
2. ラテンアメリカ異文化交流プログラム 交流校:アルマンド・アルバレス・ペンチアード大学 (FAAP)他3校 |
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![]() 東華大学 「都市調査と地域文化の共同調査」というテーマのもと、東京と上海、御茶ノ水と上海松江キャンパスをフィールドワークの対象とし、双方の大学の学生による共同調査を通して、都市化、都市交通問題、地域文化などを対象に、グローバルな視点からの分析力を養う。 |
![]() アルマンド・アルバレ ス・ペンチアード大学 明治大学とFAAP大学の学生グループが中心となり、日本の技術移転を含めたラテンアメリカ地域における開発支援の在り方について共同研究を行い、その成果を両大学の関連授業で発表する。 |
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3. ファッション・ビジネス・プログラム 交流校:レンヌ商科大学他4校 |
4. 日韓ランゲージエクスチェンジ・パートナー シップ構築プログラム 交流校:ソウル・西江大学 |
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![]() レンヌ商科大学 国際的なビジネス教育の一環として、ファッション・ビジネスに関するグローバルなネットワークを構築し、国際ジョブインターンシップの制度なども積極的に活用して、グローバルな人材を育成する。 |
![]() 西江大学 明治大学と西江大学校の学生が15名ずつ参加し、相互の学生が15組のペア―となって年2回日本と韓国に一定期間交互に滞在しながら、相互の言語を学習しつつ、それぞれの問題関心に基づく共同研究を行う。 |
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5. カナダ・ヨーク大学プレMBAプログラム 交流校:カナダ・ヨーク大学 |
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![]() ヨーク大学 ヨーク大学においてビジネス関連科目を担当している教員が、それぞれの専門基礎講義を英語で行う。明大商学部で扱うさまざまな専門領域の理 論と実践を英語で効果的に学び、ビジネスの世界で通用する英語力を養う。 |