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黒耀石研究センター

【活動記録】長野県中部高地の黒曜石原産地を踏査しました。

2010年12月02日
明治大学

麦草峠(大石川源流部)産出地 (写真:島田和高)麦草峠(大石川源流部)産出地 (写真:島田和高)

2010年8月6日〜8月9日にかけて,新領域創成型研究にもとづく黒曜石原産地踏査を実施しました。

調査チームは,小野昭センター長,会田進副センター長,島田和高博物館学芸員(センター員),橋詰潤特別嘱託(センター員),堤隆センター員(浅間縄文ミュージアム),及川穣センター員(東京国立博物館),山科哲センター員(尖石縄文考古館)で構成しました。

和田峠で工業用パーライト原料として採掘が進められている現代の黒曜石採掘坑道,八島湿原に近い星ヶ台,八ヶ岳の麦草峠・冷山などの黒曜石原産地や関連する湿地部の踏査を行いました。

今回の踏査は,2011年度以降に考古学・地質学的な調査・研究を行うフィールドの選定を目的の一つとしており,黒曜石原産地近辺での古環境と先史人類活動の復元に資する有望な候補地を見つけることができました。