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黒耀石研究センター

「ヒト−資源環境系の人類誌」2013年度公開研究集会の開催

2014年04月15日
明治大学 研究・知財戦略機構

 明治大学黒耀石研究センターは,2014年3月15日と16日に2013年度公開研究集会をグローバルホール(駿河台キャンパス グローバルフロント)にて開催しました.この研究集会は,同センターを研究拠点とする大型研究「ヒト−資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」(研究期間:2011年度〜2015年度,研究代表者:小野昭特任教授)の中間成果の公開を目的としています.参加者は市民の参加も含め,両日合わせて91名でした.
 初日は,大型研究の概要紹介とヒト−資源環境系グループによる広原遺跡群の発掘調査成果,資源環境基礎論グループによる霧ヶ峰火山地質と黒曜石元素分析,そして年代論グループによる広原湿原の14C年代ほかについて発表と討論が行われました.
 二日目は,古環境解析グループによる微化石分析を中心とした広原湿原の古地形,古環境復元について発表がありました.討論では,MIS3後半から完新世初頭にかけての広原遺跡群における人類活動と環境変遷との対応について議論され,研究のとりまとめに向けた方向性を確認しました.