Go Forward

黒耀石研究センター

長野県内の黒曜石関連巡検を行いました

2016年10月21日
明治大学 研究・知財戦略機構

黒曜石製石器について、考古学的見地からのレクチャー黒曜石製石器について、考古学的見地からのレクチャー

国史跡星糞峠黒曜石原産地遺跡の発掘作業を見学国史跡星糞峠黒曜石原産地遺跡の発掘作業を見学

 10月13日から14日にかけて、白滝、隠岐、姫島など大規模な黒曜石原産地を有するジオパーク認定地域、長野県内やその他の黒曜石に関係する方々参加のもと、長野県内の黒曜石関連の原産地、遺跡、施設等の巡検を行いました。主な巡検先は、茅野市尖石縄文考古館、麦草峠、黒耀石研究センター、長和町黒耀石体験ミュージアム、国史跡星糞峠黒曜石原産地遺跡、長和町広原遺跡および広原湿原、星ヶ台などです。
 長野県内の黒曜石が持つ研究対象や地域資源としてのポテンシャルの高さや、黒曜石の活用事例などについてご覧いただき、人と地球(ジオ)をつなぐ資源としての黒曜石の重要性についても様々な議論や意見交換を行うことができました。さらに、ジオパークや黒曜石に関連する地域や組織、研究者をつなぐ場として、「黒曜石ネットワーク」の立ち上げについても話し合いが行われ、今後も黒曜石を通じて連携しながら人のくらしとジオについて、研究から保存・活用までの取り組みを目指していくことを確認しました。